マスクを知る:必読③ 再使用法 ……簡便なアルコール消毒法
花粉飛散がピークを迎えた昨今なので、花粉症の方はマスクの手配に一苦労…でしょうか。
新型ウィルス騒動で、なんでも政府が大量に買い占めたマスクを北海道に回す計画だとか…
津軽海峡慰安ではマスク供給が一層アンバランスになるかも…
使用後のマスクは廃棄が基本ですが、このようなご時世なので、簡便な祭祀用法を提案してみます。
※マスクの規格、マスクの使用法、ウィルス等の微粒子、マスク以外の予防法…等については既報で触れています。
続き…です。
【 使用済みマスクの簡単消毒、再使用法 】
1)材料
・使用済みマスク
・チャック付きビニル袋(マスクを入れられるサイズ)
・ガーゼ 又は脱脂綿 (少量)
・ガーゼ又は脱脂綿を入れる耐エタノール性ビニル袋
参考:(左)市販ガーゼ小片 (右)局方消毒用エタノール
2)消毒の手順
① 使用済みマスクをチャック付き袋に収納する。
② 小さくカットされたガーゼ(又は脱脂綿)を袋に入れる。
③ 袋に、ごく少量(ガーゼ等が湿る程度)エタノールを含ませる。
④ ③を、①に入れる。
⑤ チャックをしっかりと確実に閉じる。
⑥ 次回、使うまで開封せずに保管する。
※注意:間違っても他の消毒剤(次亜塩素酸ソーダ等)を代用しないコト。
使用済みマスクを消毒保管中
保管中に、使用済みマスクは袋内に充満したエタノール蒸気に晒されて消毒される。
※留意:
★ マスクの性能や目的に応じて、正しく使用しましょう。
・通常のマスクが有効な粒子………花粉、埃、砂塵、飛沫、
細菌やウィルスを含む飛沫等 (≧ 5μm)
・N95マスクが有効な粒子………ウィルス (0.02~0.1μm)
PM2.5 (≦ 2.5μm)
結核菌・細菌 (3~1μm)等
★ 他の洗浄・消毒方法
・一般的に知られている方法:(熱湯消毒、次亜塩素酸ナトリウム浸漬消毒、洗濯)
マスクが水に濡れるので乾燥が必要。
繊維へのダメージの恐れがある揉み洗いは避けたい、
マスクの形状変化を受けやすく、フィット性を損ねかねない。
物理的な力を受けると、微粒子捕捉性能の低下を招きかねない。
したがって、マスクの繊維構造と性能を維持しながら洗浄、消毒、感想を心掛けるには本記事で提案する密封状態下での気体性エタノールに長時間暴露させるこの方法は簡便で、マスクへのダメージがなく、マスクの性能と機能への影響を懸念する必要性なし。
― 続く ―