和らぎ処

人知が及ばぬ大自然、旅で知る見聞、多様な趣味や興味への関心を強く覚える。

源氏物語 宇治十帖の舞台宇治界隈の寺社巡り:① 三室戸寺

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6月上旬の休日、来客の希望を受けて案内がてらにアジサイの名所三室戸寺宇治市)を数年振りに訪れてみた。

往路・復路

往路は、走り慣れた宇治川沿いの道だったが、途中でカーナビが初めて走る道へと誘導し始めた。近道なのかな?とカーナビお勧めのルートを走った。

復路は、帰路に途中立ち寄り場所を加えると、宇治川沿いの慣れた道ではなく、カーナビは山道へと誘導した。その山道は道幅が車1台分ほどでとても狭く、ガードレールもないとんでもない狭い山道… 生い茂った木々で薄暗い道は急勾配、急なヘアピンカーブの連続… 間もなく、どこをどの方面へ走っているのか全く判らなくなった。

後で気付いたが、先日の豪雨で慣れた道が崩落で通行止めになっていたらしい。

 

ともあれ、三室戸寺に到着。

この三室戸寺は、春のツツジが終わると、6月はアジサイが、夏にはが境内を彩る。

三室戸寺は、ユネスコ世界文化遺産として登録された「古都京都の文化財」(京都、宇治、大津各市の17ヶ所)を構成する場所には含まれていない。宇治市の社寺は宇治川を挟んだ平等院宇治上神社の2ヶ所、大津市比叡山延暦寺、他は京都市内の社寺である。

 

源氏物語

全五十四帖からなる「源氏物語」の最後の十帖は宇治を舞台として描かれ、『宇治十帖』として知られる。

人々は、古来より設けられている「宇治十帖の古跡」を訪ねるが、三室戸寺には鐘楼脇に「浮舟古跡」と刻まれた石碑が建っている。

寛保年間(約250年前)に存在していた「浮舟社」が撤去された際に同一場所に建てられたのがこの石碑だとされる。浮舟社のご本尊浮舟観音は三室戸寺に移され「浮舟念持仏」として守り伝えれているという。

浮舟石碑

「浮舟」石碑説明板

 

休日のためか、多くの外国人も含めて大勢の参拝客が訪れていた。

静寂に包まれた写真…はダメだったが、この日のお寺の雰囲気を並べてみます。

 

山門

西国十番三室戸寺の碑

 

本堂への石段:鉢植えアジサイが敷き詰められている

普段の石段:参考までに…

国宝・本堂

五重塔

鐘楼と五重塔

縁起担ぎの像

庭園

花菖蒲:境内唯一の株…?

水辺が豊かな境内なのでもっと花菖蒲で埋め尽くされないモノか…

ハスのつぼみ

良く探してみたが、この蕾が一番花になりそう…

 

お目当ての、肝心のアジサイは………

 

多種多様なアジサイが咲いていた…

が境内全体で見れば…

色付き始めたアジサイ

 

広大なアジサイ園全体で見れば、開花状況はイマイチ…

ちょっと早過ぎたみたい…

見頃は6月下旬…だろうなぁ。

静寂な雰囲気での寺社参拝が好きだけど、それにしてもこの日は訪れた人がとても多かった…