京都:晩秋の圓光寺
余りの好天に促され、京の都の晩秋の風情を楽しむべく、遅れ気味のガーデニング作業を脇に置き、ふらりと出かけてみた。
出かけたこの日は、2019年11月29日…
ドライブ中でも黄葉した山肌の景色を車窓越しに楽しむべく、琵琶湖大橋を西進し、琵琶湖西岸の比良山系を横切り、府県境の途中峠から若桜街道を南下して、訪れたのは大原~一乗寺一帯。
日暮れ時までモミジの名所をのんびりと訪ね回った。
大原エリアでは、昨年も訪れた「三千院」は今年はスルー…して、立ち寄った場所は、天台宗の尼寺で知られる「寂光院」(こちら)。
その後、一乗寺エリアに南下して、日没までの間、数ヵ所の寺社や名勝を巡った。
一乗寺エリアでは、「詩仙堂」の秋を満喫した後に訪れたのは、すぐ近くにある「圓光寺」…
徳川家康は、1601(慶長6)年、下野足利学校第九代学頭 三要元佶(サンヨウゲンキツ)禅師を招き、伏見に「圓光寺」を建立し、国内教学発展のための学校とした。
刊行された多くの書物は伏見版とか圓光寺版と称されているが、当時使用された日本国内最古の木製活字約5万個(重文)が現存し、寺内で公開展示されている。
「圓光寺」は、その後相国寺山内を経て、1667(寛文7)年に現在地に移転された。
山門を入ると、枯山水の「奔龍庭」、中門を抜けると苔や紅葉が美しい「十牛之庭」がある。
また、裏山には家康公の歯を埋葬する「東照宮」がある。
この山の中腹からは、洛北の市街が一望され、北山や嵐山も眺望できる。
< 奔龍庭 >
< 十牛之庭 >
< 秋一色の境内 >
< 家康公を祀るエリア >
< 洛北遠望 >
ラストは 愛らしい お地蔵様…