和らぎ処

人知が及ばぬ大自然、旅で知る見聞、多様な趣味や興味への関心を強く覚える。

2023年夏は過去一世紀余で随一の酷暑! でアレコレ想起・・・

 

2023年夏の日本列島は記録が残る過去125年間で最も暑い夏だったそうな…

 

気象庁が発表した。

6~8月の夏の『平均気温』が平年値(1991~2020年の平均)を1.76℃上回り、これは、統計を取り始めた1898年からの125年間で、これまでの最高記録+1.08度(2010年)を超える過去最高の気温だったって… 

月別では、

  6月…………+1.22℃ (統計史上2位)

  7月…………+1.91℃ (同1位)

  8月…………+2.16℃ (同1位)   だったって…

春(3~5月)も過去最高の気温だったようだ。

追記 10/03> 9月も同様に酷暑だったそうだ。

  9月………+2.66℃ (同1位)

 

一日の最高気温が35℃以上の『猛暑日』では、全国915観測地点で累計6991地点(過去最多)に達し、2010年以降の年間最多だった6487地点(2018年)を超えたって…

その内、128観測地点が過去最高の気温を記録したそうな…

 

今年の酷暑は古代湖の広大な琵琶湖を抱える滋賀県(8観測地点)でも同様だった。

今夏(7,8月)の猛暑日大津市(27回……43.5%)、東近江市(23回)、彦根市(20回)、長浜市(11回)、高浜市今津町大津市南小松(共に9回)、甲賀市土山町(7回)、甲賀市信楽町米原市(共に5回)。

大津市は9月3日に猛暑日の回数が歴代タイ記録の29回を記録した。

 

彦根地方気象台によると、彦根市の8月平均気温29.3℃は、統計を取り始めた1894年以降では2010年、2020年の記録と並ぶ過去最高タイ記録だった。

また、28℃だった7月の記録は過去歴代2位の暑さだった。

 

個人的な体験気温では、

40℃台 ……… 2010年6月 カイロで。 これが乾燥砂漠の熱波か… 炎天下では肌がヒリヒリするが汗びっしょりとはならず、日陰では湿度が低く大気が乾燥しているので凌ぎやすさを感じた。日本の高湿度の30℃台の方が相当のうだる暑さだなぁ…

1日の気温差30℃ ……… 2014年5月 カルガリーラスベガスの移動で。気温が数℃カナダの街から飛行時間約3時間後には気温30℃超えのラスベガスへ… 着衣は寒さ対策重視…でしたっけ。着陸後は次々と脱ぎましたねぇ…

 

でも、日本の暑さは酷暑…!です。その耐えがたい要因は高湿度

オーストラリア熱帯ジャングルの気温よりも耐えがたく感じます。

そんな日本の今夏は平年比で1.76℃も暑かったって…

緯度的に一度(約110km)南北移動すると、気温は約1℃上下するとか…

単純計算すると、日本列島が約200km南下した計算…

ひょっとしたら…、日本海が広くなり、日本列島がユーラシア大陸から遠ざかった…かな?

 

 

そんな酷暑続きので気付いた生物の様子は…

 

嫌ぁ~な害虫を見つけた。

 オオスカシバ(?)

キイロスズメ(?)

 

続いての動物は避暑中のトノサマガエル

庭中動き回っているらしく、いつも意外な墓所から突然飛び出し来るので驚かされるトノサマガエルだが暑さでダウンしたのか、しばしの涼を求めて知恵を絞った結果なのか、菜園コーナーのナスビ畑の中で自分で掘ったらしい浅い凹みに身体全体をペタリと地面に張り付いかせていた。

地中の冷気を肌に触れさせているのだろうか…

辺りが薄暗くなる頃まで動こうとしなかった。

               涼しい…のかな?

 

 

 

小さな湿原で日本最小トンボ

湿原内の木道をゆっくり歩いても30分足らず…の小さな湿原で、体長が1円玉級の日本で最小サイズのトンボを見つけるために7月の暑いある日に出かけてみた。

 

場所は、滋賀県米原市山室。

位置的には、関ヶ原の西方約15km、彦根城趾の北東10数km、長浜城趾の東方約7~8km、琵琶湖畔から約5km…

湿原は、山室湿原

規模的には、東西約90m、南北約170m、周囲約500m、広さ約1.5㏊の小規模な中間湿原。

湿原形成時期は、氷河期末期頃(約2.5~3万年前)と考えられている。

アクセスは、小型車に限られるかも…

・付近には駐車場がなく、新幹線ガード手前で数台駐車可能な路肩の狭いスペースだけ… 道中の目印はほとんどなし。徒歩なら、最寄り駅のJR近江長岡駅から徒歩約1時間。

・付近のルートは、滋賀県内有数の観光施設として好評の体験型観光庭園「ローザンベリー多和田」前を走る246号線(大鹿寺倉線)沿いに北へ約2~3km走ると左手の狭い農道との三叉路に唯一の看板が設置されている。見落とさないように…

 

現地の地理的関係の理解を深めるためにGoogle Earthの上空写真に説明を付記してみた。以降に示した各地点の写真とともに位置関係を見比べて下さい。

山室湿原付近

横のライン2本はR246号線(下)と東海道新幹線(上)

★:進入路目印看板と湿原出入口

P:駐車スペース

 

この看板から湿原入口までの道を写真で…

この湿原案内板を見落とさないように…

この看板の三叉路から田んぼの中の農道へ進入。

駐車場所

狭い農道から新幹線ガードまで一直線…

湿原へはこの細い農道を進んでくる。

左:こんもりした森は「しょうげ塚古墳」。

右:唯一の駐車スペース。お願い看板が設置されている。

進行方向から見た唯一の最寄駐車スペース(新幹線のすぐ手前)

突き当たりが目的地…

ガードを抜けるとこのような風景

湿原はほぼ正面の山裾…

湿原が近づいてきた…

この三叉路にまで歩を進めた頃に、後方からゴーッと音が聞こえてきた。

振り返ってみると…  新幹線

正面に「湿原はこちら」への白い看板が…

右端が湿原へのゲート

湿原エリアへのゲート。所要時間:徒歩約10分足らず。

湿原の周囲は害獣除けフェンスで囲まれている。

施錠されていないのでその都度ロックを外すだけ…

薄暗い森を少しだけ歩きます。

短い森を抜けると湿原が見えてきた…

山室湿原の出入口:マナー厳守で歩きます。

ここも施錠ナシなので、その都度手動で開閉する。

説明板:湿原図面と、湿原内で見られる主な動植物の種類と時期

湿原内は、狭いながらも数ゾーンに識別されている。

 

 

水深何cm…?

 

 

 

トンボを見かけた。 尻尾が太くて短いような…?

シオカラトンボ…?
オオシオカラトンボ…?

これを機に、念のために、一度は通り過ぎた湿地を再度探していると…

 

居たぁ――――❗❗

 

見つけたぁ――――――❗❗

 

お目当ての ハッチョウトンボ だぁ――❗

 

イメージしていたよりも小さくて、周囲の赤さび色の水や枯れ草色にすっかり溶け込んでいて見つけにくい…

でも、その姿を知ってから改めて辺りを見回してみると…

次々と見つかった…

こんな感じ…

体長約2cmってこんなに小さかったっけ…?

被写体が小過ぎたのでクローズアップしてパシャッと…

赤い姿なのですべてオス
メスは黄色っぽい体色とか… 探したけれど見つけられなかった。

お目当ての最小トンボをようやく見つけられた湿原がここ…

木道の上方ゾーンで発見です。

< 植物 >

山室湿原では、春にはトキソウ、夏にはサギソウ、秋にはサワギキョウ…等が咲くようです。

訪れた頃にはサギソウの開花期になっていたけれど、見かけられませんでした。

この日は、このような花々が咲いていました。

  カキラン…? 自信は無いけれど…

    

これは…ノギラン? 定かではないけれど…

 

 

源氏物語 宇治十帖の舞台宇治界隈の寺社巡り:③ 宇治上神社

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6月上旬の休日に、来客のご希望を叶えるべく久し振りに宇治へと車を走らせた。

お目当てのアジサイを愛でるために「三室戸寺」へ、宇治川畔に出ると「宇治神社」へ立ち寄り、その様子をそれぞれの既報に記した。その後、宇治神社にほぼ隣接する「宇治上神社」にも足を伸ばした。

激流の宇治川

 

ユネスコ世界文化遺産

とてもよく似た名前の両神社だが、宇治神社はとても簡素な神社であり、宇治上神社宇治川を挟んだ平等院とともに宇治市で2ヶ所のユネスコ世界文化遺産として登録された「古都京都の文化財」(京都、宇治、大津各市の17ヶ所)を構成する神社である。

 

源氏物語

全五十四帖からなる「源氏物語」の、第四十五帖「橋姫」から最終の「夢浮橋」までの最後の十帖は宇治を舞台として描かれ、『宇治十帖』として知られる。

源氏物語の主人公光源氏が宇治十帖では光源氏の子・と孫・匂宮が主人公として描かれ、宇治川に架かる朝霧橋宇治川畔には、その「匂宮と浮舟」像が建立されている。

 

【 2024年NHK大河ドラマ

来年の大河ドラマは『光る君』で、紫式部が描く世界最古で世界最長のラブストーリーの長編小説「源氏物語」がベースとなる。

放映が始まれば、宇治も大ブームが湧き上がるだろう。

 

宇治上神社

かつては地名の「宇治」は「菟道」(うさぎ道)と書いて「うじ」と称していたらしい。

この神社のご祭神「菟道稚郎子」(うじのわきらっこ)にも「菟」が用いられており、ウサギがお守りになっている。

うさぎ年生まれの方が参拝すれば強い御利益が得られるかも… 機会があれば是非お参りを…

 

(経緯)

明治以前には、宇治神社は「下社」、「若宮」と、宇治上神社は「上社」、「本宮」と称され、両社併せて「宇治離宮明神」、「宇治離宮八幡宮」と総称されていたが、明治期に、両社は分離されたようだ。

 

(境内建造物)

神社建築として最古であることから、本殿拝殿国宝に指定されている。

推定建築年代は、年輪年代測定法により、本殿は平安時代後期の1060年(康平3年)頃、拝殿は鎌倉時代前期の1215年(健保3年)頃と推測されている。

上:国宝・本殿   下:本殿(右)と拝殿(左)との距離

国宝・拝殿:正面(左)と背面(右)

拝殿:屋内

 

(本殿の内殿)

内殿は、左殿(向かって右)、中殿、右殿(向かって左)に分かれている。

中殿は左殿と右殿よりも規模が小さい。

左殿には菟道稚郎子命、中殿には応神天皇、右殿には仁徳天皇を祀っている。

内殿

 

(桐原水)

手水舎である。『宇治七名水』のうち、唯一現存する名水が境内に湧き、これを「桐原水」と称し、参拝者はお詣りの際に清めの手水として利用している。

桐原水舎

(境内)

鳥居

早蕨(さわらび)の古蹟

左端:駐車場   湾曲石畳路:さわらびの道   中央:表門

塀の内側から見た表門

武本稲荷社

武本大神碑

大樹けやき:樹齢約300年とか…

いろは紅葉

江戸時代までのこの神社の呼称から『離宮いろは』と名付けられたモミジ。

説明では、小さく分かれた葉の裂片を「いろはにほへと…」と数えたことが由来とか…

 

この神社、来年は、大河ドラマ旋風に巻き込まれるかも…

 

今回、立ち寄らなかったが、すぐ近くに「源氏物語ミュージアム」もある。

激流と化した宇治川のために通行止めとなっていた中州への「朝霧橋」を渡り、対岸への「橘橋」を渡れば十円玉の裏面のデザインにも取り入れられている「平等院」へも訪れられるが、今回は平等院に隣接する道路を走って通り過ぎただけ…

平等院 鳳凰

 

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源氏物語 宇治十帖の舞台宇治界隈の寺社巡り:② 宇治神社

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アジサイ見物をお目当てに既報の「三室戸寺」を参拝後、ほぼ隣接する「宇治神社」と「宇治上神社」を参拝した。

 

 

ユネスコ世界文化遺産

とてもよく似た名前の両神社だが、宇治神社はとても簡素な神社であり、宇治上神社宇治川を挟んだ平等院とともに宇治市で2ヶ所のユネスコ世界文化遺産として登録された「古都京都の文化財」(京都、宇治、大津各市の17ヶ所)を構成する神社である。

 

【 激流の宇治川

三室戸寺から宇治川畔に出ると、川面が激しくうねりながら白波が立ち、今までに見た記憶が無いほどの勢いで流れる荒れ狂った宇治川が目に飛び込んだ。これは、先日の豪雨による川下の洪水予防のために堰き止めていた上流の宇治川ダムの水門を全開しているためだろう。

激しい流れのため、宇治川の中州から対岸の平等院へと徒歩で繋がる中州へ架かる朝霧橋が利用不可となっていた。

 

   

全面通行止めの看板が…          朝霧橋

 

源氏物語

全五十四帖からなる「源氏物語」の、第四十五帖「橋姫」から最終の「夢浮橋」までの最後の十帖は宇治を舞台として描かれ、『宇治十帖』として知られる。

宇治を訪れた人々は、古来より設けられている「宇治十帖の古跡」を訪ねる。

既報の三室戸寺には鐘楼脇に「浮舟古跡」と刻まれた石碑が建っているが、物語は、主人公光源氏の子・と孫・匂宮が主人公として描かれ、その「匂宮と浮舟」像が朝霧橋詰めに建立されている。

 

宇治神社

(経緯)

明治以前には、宇治神社は「下社」、「若宮」と、宇治上神社は「上社」、「本宮」と称され、両社併せて「宇治離宮明神」、「宇治離宮八幡宮」と総称されていたようだが、明治期に、両社は分離されたようだ。

(祭神)

祭神は1柱で、『日本書紀』では「菟道稚郎子」、『古事記』では「宇遅之和紀郎子」と表記されていたらしい「菟道稚郎子命」(うじのわきいらつこのみこと)で、第15代応神天皇の皇子。天皇に寵愛され皇太子に就くも、異母兄の大鷦鷯尊(後の仁徳天皇)に皇位を譲るべく自害し、皇位を委ねた。

神社の創建は定かではない。

 

鳥居

拝殿

中門

 

本殿

 

境内はコンパクトで、訪れる参拝者も少なかった。

来年のNHK大河ドラマ光る君へ』の放送が始まれば、この辺りも脚光を浴びるのでしょう…

この大河ドラマは、執筆した紫式部が描く世界最古で世界最長の長編ラブストーリーである「源氏物語」をターゲットにしているので、間違いなくちょっとしたブームになるはず…

 

 

源氏物語 宇治十帖の舞台宇治界隈の寺社巡り:① 三室戸寺

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6月上旬の休日、来客の希望を受けて案内がてらにアジサイの名所三室戸寺宇治市)を数年振りに訪れてみた。

往路・復路

往路は、走り慣れた宇治川沿いの道だったが、途中でカーナビが初めて走る道へと誘導し始めた。近道なのかな?とカーナビお勧めのルートを走った。

復路は、帰路に途中立ち寄り場所を加えると、宇治川沿いの慣れた道ではなく、カーナビは山道へと誘導した。その山道は道幅が車1台分ほどでとても狭く、ガードレールもないとんでもない狭い山道… 生い茂った木々で薄暗い道は急勾配、急なヘアピンカーブの連続… 間もなく、どこをどの方面へ走っているのか全く判らなくなった。

後で気付いたが、先日の豪雨で慣れた道が崩落で通行止めになっていたらしい。

 

ともあれ、三室戸寺に到着。

この三室戸寺は、春のツツジが終わると、6月はアジサイが、夏にはが境内を彩る。

三室戸寺は、ユネスコ世界文化遺産として登録された「古都京都の文化財」(京都、宇治、大津各市の17ヶ所)を構成する場所には含まれていない。宇治市の社寺は宇治川を挟んだ平等院宇治上神社の2ヶ所、大津市比叡山延暦寺、他は京都市内の社寺である。

 

源氏物語

全五十四帖からなる「源氏物語」の最後の十帖は宇治を舞台として描かれ、『宇治十帖』として知られる。

人々は、古来より設けられている「宇治十帖の古跡」を訪ねるが、三室戸寺には鐘楼脇に「浮舟古跡」と刻まれた石碑が建っている。

寛保年間(約250年前)に存在していた「浮舟社」が撤去された際に同一場所に建てられたのがこの石碑だとされる。浮舟社のご本尊浮舟観音は三室戸寺に移され「浮舟念持仏」として守り伝えれているという。

浮舟石碑

「浮舟」石碑説明板

 

休日のためか、多くの外国人も含めて大勢の参拝客が訪れていた。

静寂に包まれた写真…はダメだったが、この日のお寺の雰囲気を並べてみます。

 

山門

西国十番三室戸寺の碑

 

本堂への石段:鉢植えアジサイが敷き詰められている

普段の石段:参考までに…

国宝・本堂

五重塔

鐘楼と五重塔

縁起担ぎの像

庭園

花菖蒲:境内唯一の株…?

水辺が豊かな境内なのでもっと花菖蒲で埋め尽くされないモノか…

ハスのつぼみ

良く探してみたが、この蕾が一番花になりそう…

 

お目当ての、肝心のアジサイは………

 

多種多様なアジサイが咲いていた…

が境内全体で見れば…

色付き始めたアジサイ

 

広大なアジサイ園全体で見れば、開花状況はイマイチ…

ちょっと早過ぎたみたい…

見頃は6月下旬…だろうなぁ。

静寂な雰囲気での寺社参拝が好きだけど、それにしてもこの日は訪れた人がとても多かった…

 

 

 

 

 

 

先祖返り種か? 咲き始めた一株三色咲きの盆栽サツキ

6月の梅雨期の季節を迎えて、樹齢約半世紀…ほどの盆栽仕立てサツキが、日々、花数を増しててきました。

樹高は低く、左右水平に枝を広げた姿は見応えタップリ…と自画自賛です。

 

この鉢植えサツキは、長年に渡り、私のガーデニング歴を共に歩んできた思いで深い一株です。

あの頃は、手当たり次第に何でも育てたがっていた”お年頃”だったので、鉢植えサツキも10鉢を超えていたっけ…

挿し木で根付いたヒラドツツジは地植えし、石垣の法面を利用した懸崖仕立てで育てていて、今では、その高低差が約4mほどに育っています。

 

このサツキもそんな若かりし頃の思い出を刻んだ一株です。

あの頃のサツキは大半がいつの間にか姿を消し、残っているのはこの一鉢だけ…

しばらくはサツキへの関心が薄れ、枯らさない程度の手入れの時期が続いていましたが、ある年、止むなく鉢サイズアップの植え替え以降に再度手入れに熱が入り始めました。

 

実はこの一株、ちょっと珍しい咲き方なんです。

何が…って?

花の色…です。

一株に、白色桃色赤色という一株三色咲きなんです。

不思議…でしょ?

 

 

先祖返りという現象かナと思っています。

植物の世界では、人工授粉や遺伝子操作、細胞培養等を人為的に行なって新品種作出を行なっていますよね。

両親株それぞれの特性を受け継いだ新交配種が遺伝子的に固定されていれば新品種誕生…です。

でも、交配種が生育中に何らかの刺激を受けて、特定の枝や花等に交配親や先祖の特性が部分的に突然現れる現象が先祖返り

 

この株の、そんな珍しい花姿を撮って見ました。

 

樹姿

一株に、三色の花が咲いています。

 

これからも、日々もっと花数を増やしてくれるでしょう…

 

花色

咲いた花の色は、赤色桃色白色の三色です。

枝ごとに異なった花色の花を咲かせています。

 

 

 

ご参考までに…

(ラストまでご一読いただいた方への御礼方々…)

 

サツキを取り上げたついでに、ツツジとサツキの主な相違点を対比し纏めてみました。

 

ツツジとサツキの相違点

_______________________________________

  比較点           ツツジ           サツキ

_______________________________________

  分類          ツツジツツジ属      ツツジツツジ

  特性          常緑低木(≦2~4m)    常緑低木(≦1.5m)

_______________________________________

  花:大きさ       大(約6cm)        小(約4cm)

  花:雄蕊数       5~10本           5本

  花:咲き方       一斉に咲く          ポツリポツリと咲く

  花:開花期       4~5月            5~6月

  葉:大きさ       大(約4~6cm)       小(約2~4cm)

  葉:表面        柔らかい毛がある       光沢がある

  葉:硬さ        柔らかめ           硬め

  生長:新葉と開花    新葉の伸びてから開花     新葉が伸びる前に咲く

_______________________________________

 

 

 

人体の不思議:神様が創ったヒトの構造と機能

神様が緻密に造り上げたであろう似て非なる男女の差

ヒトの身体について、男女の差がらみで面白そうな数字・器質・形状などを、自己判断基準でピックアップしてみた。         (記述順はランダムで、特に意味はなし)

(新たな情報次第では、随時追記があり得るかも…)
 
 
 
 
―― 神様の緻密作品 : ヒトの身体の神秘さ ――
 
 寿命 
」は、神様が創り上げた基本中の基本…
達者で長生き…は誰もが願うが、意のままにならぬが己の命…
命って、人類を含めた動物の世界ではどんな法則があるのだろうか…
人体を主なターゲットに置いて構造、機能を纏めてみた。
 
Ⅰ.寿命 ⇔ 体重 ⇔ 心拍数 の関係:
 
実は、このような関係にあるそうな…
 
         (軽)⬅――――― 体 重 ―――――➜(重)
 
      短命======= 寿 命 ======= 長命
 
         (多)――――― 心拍数 ―――――➜(少)
 
短命な動物ほど体重が軽くて、心拍数が多い。
長命な動物ほど体重が重くて、心拍数が少ない。
 
Ⅱ.寿命と心拍数
心臓にはしっかり頑張って欲しいなぁ…
自律神経に支配され
意のままにならない仕組みの鼓動を
長持ちして欲しいので
タマには休憩させられたらなぁ…
と考えたくもなる
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
             心拍数(回/分)     寿命(年) 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
      マウス    600~700      2~ 3
      ネ コ    120~180     10~15
      ゾ ウ      30        70~80
      ヒ ト     60~70      30~40    の計算だが…
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
心拍数からは、人の寿命はわずか40年らしい…
実際、縄文期~明治前期の頃は、この想定寿命(短命)に近似していたそうな…
人生 40年
 
織田信長が吟じたコトでよく知られる当時の民芸 幸若舞の演目「敦盛」の一節
人生50年 化天のうちを比ぶれば 夢幻のごとくなり…
人生50年は、
天界との対比ゆえとはいえ、届きそう…な、と当時の長寿年齢でもあったらしい。
 
 
さて上表から算出される総心拍数は、
総心拍数≒0~15億回 
                   
総心拍数≒15億回とすると、
ヒトの心拍数≒10万回/日 
                   
               だから計算上は、
             人の寿命≒40年+α
 
 
つまり
生涯の総心拍数は動物の種類にかかわらずほぼ一定なので、
心拍数の早い動物は寿命が短く
心拍数が遅い動物の寿命は長い
というコト。
 
だが、現実的には、
ヒトの平均寿命は約80年
 
 
となると
生涯にわたる総心拍数≒約30億回 となり、
動物の2倍以上…
 
神様の設計寿命を超えたヒトの寿命は、100年へとまだ伸びそう…
これは
神様の神力を超えた人類の文明力の成果…だろうか?
 
 
 発生学 
現代人へと進化する遙か以前のヒトの原型ってどんなイメージ…なんだろうか。
今の容姿と 似ている? 似ていない?
 
受精卵が子宮内で細胞分裂増殖し始め、最初に形として現れるのが心臓…
トックン トックン ドッキン ドッキン
ちっちゃくても しっかりと鼓動し始めます。
諸臓器が形成される頃には
筋肉と皮膚が背後から前面へと全体をくるりと包み込みます。
                  それ故に、
    細胞分裂レベルから諸器官形成レベルへと変化する胎児期の成長の過程で、
ヒトの進化の痕跡が垣間見られる時期があるそうな…
誕生後の姿にも、進化の痕跡が残っているそうな…
                     
                     
                     
Ⅰ. 正中線 
    「正中線」とは、生体の前面・背面の中央を頭から縦にまっすぐ通る線。
             妊娠線なら聞いたコトがあるけれど…?
   発生学的には、皮膚や筋肉は背中中央から前部へと身体を包み込み、前部中央で接合される。
           つまり、発生学上の進化の痕跡だって…?
   接合部は伸縮性が小さく、筋層部には血管の体側左右からの相互貫通がない。
 
 ① 皮膚・妊娠線
   起点の背後から前方へと広がり、前部の中央で接合する。接合した皮膚部分は伸縮が小さく、妊娠により腹部が急激に膨張して皮膚も伸びるが、ほとんど伸びない接合部は周囲よりも皮膚色が濃く、筋状の肉割れ線として浮き上がる。いわゆる妊娠線である。
 
 ② 筋肉・血管
   背後から前へと筋肉や皮膚が諸器官を包み込むように回り込み、前部の中央線で接合した結果、腹部の筋肉層に分布する血管は左右の繋がりが絶たれている。これが”正中筋層”である。手術時において、出血リスクが少ない正中筋層を縦に切開する所以でもある。
 
 ③ 人中
   読み方は’じんちゅう’、’にんちゅう’。鼻の下と上唇の間の凹み部分。
   皮膚や筋層が背中側から左右に分かれて中央部を包み込むように広がり、最終的に前の正中線でくっ付いた名残り。不都合な接合の場合には口唇裂が生じる。
   四つ足動物では三ツ口状態が正常。
 

 ④ 陰嚢・陰唇

   睾丸等を包む袋の陰嚢は中央に左右からの接合痕が線状に残る。
   陰茎先端部等、排尿期の先端部は大陰唇、小陰唇の二つに分かれている。
 
Ⅱ. 臓器・器官
 ① 一つだけ
  一個だけの諸器官は、鼻や口のようにほぼ正中線沿いにあるが、左右にズレた器官もある。
    一つだけ……脳、 鼻、 口、 心臓、 胃、 胆嚢、 膵臓、 臍、
           性器(子宮、卵巣、陰茎)、 排泄器(排尿器、肛門)等。
 
 ② 子宮
   進化論的には進化が最も遅れた器官ともいわれ、異常率が高いコトでも知られ、不妊・難産リスクの遠因ともされる。
   器質的に問題が無くても、位置、前後左右への傾き等に種々の差異が生じるようで、正常子宮よりも、位置や傾きが若干ズレた異常子宮のほうが割合が高いとも言われ、正常という概念を当てはめがたい臓器でもある。状態によっては、妊娠率、流産率、難産率に関係する場合もある。
 
Ⅲ.進化で退化:
  当初は存在したが、消え去ったり、数を減らしたり、痕跡のみが残ったり…の部位。
 ① 尾骨:       ヒトにも尻尾があったンだぁ…
   退化した尻尾の痕跡。尾てい骨とも称する。
   妊娠約2ヶ月頃までの胎児にはよりはっきりとした’尻尾’が見られ、妊娠週数が進むにつれて退化消失する。尾骨はその名残りの痕跡。
   進化が無ければ、ヒトにも尻尾があったという証拠。
   ヒトも他の四つ足動物と一緒…ということ。
 
 ② 乳房
   乳房数……哺乳類では、最高はテンレックの24個で、ブタ14、イヌ10,ネコ8,キリン、パンダは4つ、ゴリラ、象、ヒトは2つ。
   進化論的には、ヒトの乳房数は元々6対(?)で、上から2対目の乳房2つを神様が残したと…
   極めて希だが、一対よりも多くの乳房(副乳。多くは痕跡)を持つ女性が存在し、記録上の最高数は9対(18個)だとか…
 
 ③ 体毛
   体毛の減少……進化の過程で減少したが、原因として、体温調節で全身から発汗するヒトには不要、ダニ等の外性寄生虫予防面から、等の諸推察あり。
   多い頭髪………進化の過程で減少しなかったが、就寝時の体温維持のため、紫外線からの頭部保護、等の諸推察あり。
 
. 正常とは
  特に病的ではない諸臓器が機能的に好ましい位置、形状、大きさ、傾きを一定に保ち、量、回数…等が高頻度に現れる状態。
  正常範囲とは、統計学的には、95%以上の確率で該当する範囲。
  だが、子宮はこの状態に該当し辛い臓器で、進化の速度から取り残されたように進化が遅れているとされ、また位置、傾き、形状等に個人差が大きいとされ、個々の形状が着床率、流産率、難産率等にも影響する。
 
 
 全身 
a. 細 胞 数 :約37兆個
   【追記(2023.11.15.)】……新聞記事より……(ドイツマックスプランツ科学数学研究所等)
      ・男性(70kg)     約36兆個
      ・女性(60kg)     約28兆個
      ・10才の子供(32kg)  約17兆個
     
b. 遺伝子数約2万5000個
 
c. 皮  膚  
 ・新陳代謝≒28日間周期。
 ・総入れ替え期間 ≒ 2年9ヶ月。
 ・重量(皮下組織を含む):体重の約16%
 ・面積:約1.6㎡
 ・表皮:厚さ ≒ 0.2mm。
     角化細胞 ≒ 95%。
     色素細胞(メラノサイト)≒5%。
     基底細胞が分裂、表皮細胞として脱落迄のターンオーバー時間≒45日。
 ・皮膚:
     ウマ…ヒトと同様に汗をかく。        ←鞍は健康上不適
          イヌ…発汗機能が無く、角質層をフケのように剥がしながら皮膚を保護する。                        犬用胴衣や入浴洗浄は皮膚保全上悪影響。 ← ワンちゃん好きは要注意!
                    ヒトと犬を同等視した行為は大間違い。
       例えば、口腔内の細菌数は人への感染性を示す細菌を含めて数100種類あり、キスや舐めさせる行為は極めて不衛生な行為。  ←ワンちゃん好きは要注意!
    ヒト…発汗機能があり、汗をかく。 
        気化熱による体温調節だけではなく、汗に含まれる多くの分泌物が皮膚保全に働く。
       黄色人種…皮脂分泌量が多く、表皮が潤っている。
       黒色人種…皮脂分泌量が常に少なく、皮膚は乾燥状態。紫外線に強い。
           皮膚がひび割れやすく、オイル塗布が欠かせない。
       白色人種…皮脂分泌量が黄色人種ほどには多くない。乾燥肌体質も多い。
           頻繁な入浴で肌が荒れ易い。肌の色素が少なく、紫外線に弱い。
 
温泉好きな日本人の感覚で他の人種に、シャワーではなく
頻繁な入浴・長湯を勧める際には
肌の性質の違いによる皮膚障害発生リスクに要注意。
親切心があだになるかも…
 
d. 褐色脂肪組織
  不思議な組織で、新生児~乳児期が最も大きくて、成人が最も小さくなる。
  脂肪組織は、白色脂肪組織と褐色脂肪組織の2タイプがある。
  主な機能は、白色がエネルギーの貯蔵、褐色が貯蔵エネルギーを使っての発熱。
  白色脂肪組織は、主に左右の肩甲骨から首回り辺りに分布する。
就寝時に、肩を冷やすなって言われたコトは?

  白色脂肪組織は生後約半年辺りまでが最大.その後体格の成長につれて次第に縮小し、成人では赤ん坊の約1/3ほどに縮小とか…

  白色脂肪組織は、生後約半年辺りまでが最大で、その後体格の成長につれて次第に縮小し、成人では赤ん坊の約1/3ほどにまで縮小とか…  ←大人よりも大きい組織

 

e. 安産への工夫

   二足歩行のヒトは『小さく産まれて、大きく育つ』という特徴がある。

  ※頭蓋骨:ヒトの頭部は、重要な知恵の塊「脳」をガードするために数個の断片が組み合わさった球形の頭蓋骨で保護されている。

   大きいヒトの頭部は、出産の際には安産の妨げになりやすく、神様は一計を案じた。

   即ち、胎児期には頭蓋骨の各断片に隙間を保ち、産道通過時に受ける頭部への圧力を頭蓋骨の変形という妙手で切り抜けた。誕生後、頭蓋骨の隙間は成長につれて密着し、脳の強固なガード装置となる。

  ※: 幅広の肩は、二足歩行の安定化に重要な役割を果たすが、狭い産道を抜け出すには支障を生ずるので、神様は一計を案じた。

   即ち、鎖骨の成長速度を胎児期から出生直前にかけての胎児期に減速し、出生後に加速している、という。肩幅が狭い状態で産道を通過させるという安産のための神様の工夫だ。                         (京大理学研究科)

 
 
 脳   ―記憶と記憶力―
  人間は、動物の中でも、特に脳を進化させている。故に、脳の機能は複雑…
  アタマの善し悪しは、脳みそを収納する頭蓋骨の容量の大小とも関係する。
 
 ① 脳容量
              【脳容量 (cc) 】         【集団数】
  猿人、ゴリラ ……………… 約 500             10~20
  ホモ・ハピリス …………… ≧ 600  (人類の祖先、200万年前)  30~50
  ホモ・サピエンス…………… ≒1350cc(現代人の祖先
  現代人 ………………………  約1400   (約40万年前以降)     約150
    *現代人は約150人程度が無理なき交流の限界か…
    *欧州で繁栄したネアンデルタール人は約4万年前に絶滅。
    *アフリカで誕生したホモサピエンスの一部が北上、ネアンデルタール人と出会い、その混血人が繁栄したのが現代人? 遺伝子解析からも傍証。
 
  脳の記憶
  *記憶の場所……海馬と大脳皮質。
           記憶量の増加に応じて大脳の表層が皺状に表面積を広げる。
  *記憶……………....新情報は海馬へ → 情報を整理 → 大脳皮質へ転送 → 新記憶を蓄積。
  *海馬……………....繊細な部位で、強いストレスで容易く機能が変調する。
 
  記憶
  *陳述的記憶……頭で覚える。文字の学習、計算の仕方等。
  *手続き記憶……体で覚える。運動の繰り返しで学習。自転車乗り、水泳等。              記憶は永久的。 
  *大脳皮質……….脳の外側に広がる領域。知覚、記憶、思考等多様な機能を司る。
             筋肉の大雑把な動作に関与。 
  *前頭連合野…. 情報最高指令所。関連する記憶情報を集め、一時的に保存。
          情報を解体、再構築、新規立案、実行、点検等を司る。
  *海 馬…………..記憶や学習に深く関与。
           CAI領域は、過去の体験記憶や空間記憶に関与。
  *小 脳…………..筋肉動作の細かな微調整に関与。
 
 ④ 記憶力
 *記憶情報は、若い年代の初期情報ほど大脳皮質の深層に、最近の情報ほど表層に刻まれ、表層の記憶情報ほど消失しやすい、とされるが…

 アタマの善し悪しは、この辺りの構造がいささか違っているのかも…

 
 
 呼吸器 
生まれてから今まで何回息をした?
あと何回息ができそう…?
 
a. 生涯呼吸回数約5億回 …………………… 心拍4回/呼吸1回
 
b. 肺胞表面積約100㎡ ≒ 30畳 ……… 広い。
                         でも小腸絨毛突起総表面積の約半分。
 
 
 循環器  血管…外膜~中膜~内膜の三層構造
血管も健康度が気になるヶ所…
 断面構造が異なる静脈血管と動脈血管がある。
 
a. 心拍出量 :5㍑/分 ≒ 80ml/回が押し出される。
 
b. 血管総延長約10万km ≒ 地球2.5周 ……………………… とてつもなく長い!
 
c. 血 管 径:(大動脈) 直径 ≒ 500円玉
      (細動脈) 直径 ≒ 鉛筆の芯
      (毛細血管)直径 ≒ 0.1~0.007mm
      (各静脈) 直径はそれぞれの動脈よりも大きい。
 
d. 血管内皮細胞:(面積) 約7000㎡ ≒ テニスコート約27面
      (新陳代謝)約1000日。 総入れ替え期間≒2年9ヶ月
 
 
 消化器・排泄器 
数字で見ると、排泄器官も又すごい器官…
 
a. 消化管:口~肛門までの長さ ≒ 9m≒平均身長(165cm)の倍。
 ・食道約20cm。 蠕動運動伝播時間 ≒ 4~5cm/秒。
     食道に入った食べ物は蠕動運動で下方へと運ばれ、胃袋迄に約4~5秒間…
     これが食べ物をゴックンと飲み込むための必要時間。
 ・胃 :容積…(空腹時)≒50ml
          (満腹時)≒1.5~1.8ℓ  ………………  大食漢の胃袋は凄い!
         バリウム検査による膨満度からは約500ml程度と推定。
     胃液…pH ≒ 1~2
       唾液中細菌(10の8乗個/ml)+食べ物中の細菌数が胃液に晒されると10の2乗個/mlにまで殺菌される。
       酸性下で活性化される消化酵素ペプシンの作用で、直径2mm以下に微小化後に十二指腸内へ送り出される。
 ・小腸:胃と大腸をつなぎ、食べ物を消化し栄養分を吸収する重要な部位。
     十二指腸、空腸、回腸で構成。内壁には、無数の絨毛突起がある。
      m。 直径≒3cm。
      内表面積 ≒ 5700㎠ ≒ テニスコート一面の1/4。
 ・大腸:小腸から続き、盲腸、結腸、直腸で構成される肛門までの部位。
     水分やミネラルを吸収し、非消化食物を腸内細菌と共に大便として排泄。
     胃に入った食べ物が肛門から排泄されるまでに約24~72時間を要する。
      約1.5m。 直径 ≒ 5cm。
 
b. 腸内細菌:善玉菌、悪玉菌、日和見菌が存在し、健康状態や年齢等により変化する。
      (個数)数10兆個。 大半が嫌気性菌。
   (重量)1~1.5kg ≒ 数100種~2000種 ≒ 100兆個 ≒ 肝臓重量。
        ………大腸に99%以上が分布。
 
c. 絨毛突起:腸内の輪状ひだにある無数の微少な突起。
      腸管内皮細胞面積が著しく拡大。
       消化された栄養分や水分を効率よく吸収する。
       直径≒0.1~0.2mm。 長さ ≒ 0.4~1.0mm。………小さ~い!
       総面積(小腸):約200㎡ ≒ 60畳 ………………………....広ぉ~い!
 
d. 大  便  :固形物は、主に、未消化食物、腸内細菌、剥脱上皮細胞がほぼ同等割合。
        色調は、胆汁液の黄色。健康のバロメーターにも…
      (成分比)……水分(70~80%)+未消化食物(7%)+腸内細菌(7%)
         +剥脱上皮細胞(7%)
 
e. 腎 臓:主な機能は、全身から運ばれてきた血液中の不用物を体外排泄するための分別。
      一時排泄の原尿中に漏れ出た必要分を再回収。大量処理。
      最終的に体外排泄すべき尿を分別。正確処理。
      原尿 ≒ ドラム缶1本/日 …………………漏れ出た必要成分を回収。
      排尿 ≒ 1~2㍑/日 ………………………不要成分を体外排泄。
 
 
 健康情報 
a. 毛穴(形) :*ほぼ真円………直毛
                   *楕円 …………… 縮れ毛  強い楕円ほどきつく縮れる。
 
b. 筋肉(種類):*遅筋………歩行・姿勢  有酸素運動で↑
             年齢的な差なし 40才台以降↓
         *速筋………瞬発的動作
              スケソウダラ速筋蛋白4.5g/日✕3ヶ月摂取
                  ↓
              65才以上の女性で筋肉量 ⤴
         *他…………括約筋 輪状筋 平滑筋 骨格筋 
   *筋肉は、使わなければ退縮が進む。
    ある実験で、健常者をベッドに3ヶ月間寝かせ、一切の動作を周囲の人物に委ねると、実験終了時に自力でベッドに起き上がれなかった。
    また、活動的に生活する高齢者が7年間で加齢的に自然退縮する筋力の程度が、2週間の寝たきり生活となって失う筋力とほぼ同等という。

    

c. 疲労効果:「イミダゾールジペプチドイミダペプチド、イミダゾールペプチド)
              イミダゾール基を有する二つのアミノ酸が結合したペプチド。
  * イミダペプチドは、消化吸収時にアミノ酸へと分解され、吸収後に体内でイミダペプチドに再合成される。
  * 運動によって、乳酸や活性酸素が蓄積されるが、イミダペプチドが乳酸の分解や活性酸素の抗酸化作用を発揮する。
  * エネルギー消費が盛んな脳細胞や筋肉等の部位ではこの合成酵素が多く存在する。
  * この細胞ダメージ防御と再生能増加の継続により、筋肉細胞のダメージを阻止し、抗疲労効果を発揮する。
 
 これを、食物摂取で実感するには…
  ・イミダペプチドを毎日200mg摂り続ける。 器官は2週間以上。
  ・イミダペプチドを毎日200mgを含む食材は、鶏胸肉、マグロ、カツオ(尾部赤身)等で100mg。
  ・イミダペプチドは熱安定性が高いので、煮ても焼いてもOK。
  ・イミダペプチドは水溶性なので、スープ等に作りだめして冷凍保存もOK。
 
d. お握り一個:約160kcal。
   これをウォーキングで消費するなら、体重60kgの人の場合、
     歩行速度2.8km/hrなら、約65分間、
         5.6km/hrなら、約40分間、 歩くコトになる。
 
 
 体力 
a. 筋肉年齢:座位⇔立位の上下運動を、30秒間に何回できるか。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
年代      20   30   40   50   60   70
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
男性      31   28   25   22   19   17 回
女性      27   25   23   21   19   16 回
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
レーニング   (足をずらせて)    |    (足を揃えて)
        12   10    8 | 12   10    8 回
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               *トレーニング:年代に応じて、毎週2回行う。
 
 
神様の緻密な設計図はさすが… です。
 
 
探せば、他にも興味深い情報がまだまだ存在するハズ…
 
この世に男と女の両性が存在する限り、存在する根本的な両性の差異を無視して、完全にすべてを同一視すれば、違和感を覚える他方の性に我慢を強制するリスクがあり、歪んだジェンダー論を押し付けるリスクがある。
 
列記したこれらの明白な本来の男女の相違の存在を理解し、他方では性別的特徴が弱い少数集団の存在を認識しつつ、これらを前提に、ジェンダー論が正しい方向性で進化することを願いながら、神様が設計した精密な人体を見詰めたいもの…
 
 
本能はいずれの動物にも存在する。
当然ヒトも…
少々個人差があるけれど、ヒトと動物が著しく異なる点は、ヒトらしさを高める高度に発達した知性・理性という機能か…
さらに、品性品格が深まるほどヒトとしての輝きが一層深まるかのよう…
 

 

※出典:収集情報が長期間に渡るが故に内容に陳腐化の可能性あり。
収集先が多岐故に一部出典記録に不完全さありや…
詳細は各自で再確認願います。
 
 

人体の不思議:神様が創った男女の特徴と差

 

神様が緻密に造り上げた男性と女性…

 

両者は、外見的には実によく似ている…

男女間で、どこが、どのように、どの程度、異なるのか…

種の保存に適した胸部や陰部は確かに差が歴然だが、他には…?

しっかりと見比べると見えてくる、男女の差…

 

神様は、何故に男女に微妙で繊細な差を設けたのか…

これまでにメモってきた諸々の内容を男女差という視点で整理して、男性と女性の主な特徴を列記してみた。

 
 
Ⅰ.生殖器
 大気汚染、水質汚濁、土壌汚染問題が深刻化した1960年代頃から、人的健康問題と絡めて環境汚染公害が社会の関心事となり、当時は、生殖機能への影響も懸念されると盛んに議論されていたが、最近は話題性価値が減じたのか、改善されたのか、注目度が低下している。
 
 生殖問題では、先天的特性により自然逸脱した異常例もあれば、加齢的な機能低下による異常例リスク増大や、社会活動に伴う環境的な負の要因が起因と推測される異常例等が混在しているだろう。
 
1.男性
 1)生殖器
    組織的には、陰茎、陰嚢、精巣、精管、精嚢、前立腺尿道から構成される。

    陰茎には3つに分かれた勃起組織の海綿体があり、血液で満たされると固く大きく勃起する。

    精巣上体はコイル状になった微細な管で、伸ばすと長さが約6m弱
 
    発生学的には、睾丸等を包む袋の陰嚢は中央に左右からの接合痕が線状に残る。
 
 2)受精を果たす唯一の幸運な精子
   精液中に含まれる精子の総数は約1億匹。元気に動き回る精子は少数…
   卵管まで辿り着く精子約100匹
   精子にとって過酷過ぎる子宮内の環境では、精子の生存率は約3日間
   その内の1匹卵子との受精を果たす。
   精子の移動距離は約18cmだが、人に例えるなら、約6kmの遠泳距離に相当。
 
 3)精子検査基準
  WHOマニュアル2021年版(第6版)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 精子量   濃度   総精子数  運動率  前進運動率  生存率  正常形態率
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  1.4 cc          1600万/ml       3900             42%                  30%                54%                4%
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  *加 齢 :加齢により、これらの値が悪化傾向を示す。
        即ち、加齢により受精能力が低下する。
  *妊娠確率:25才を基準に35才との比較では、およそ半減するとされる。
        即ち、高齢男性は、受精効率の低下が著しい
 
 
2.女性
 1)生殖器
       女性の生殖器である陰唇は陰茎先端部等と排尿期の先端部が大陰唇、小陰唇の二つに分かれていて、発生学的な観点から見ると進化の痕跡とされる。
 
 2)生涯生理回数
       女性に特有な生理現象は、妊娠・授乳期間中は停止するが、閉経までの生涯生理回数を一世紀前と比較すると驚異的な差が見られる。
       一世紀前の女性と比べると、現代女性は生涯妊娠期間や授乳期間が減り、様々な負担が軽減された。
   だが逆に、生涯生理回数が大幅に増加し、それに伴う負担増は無視できない。
 
    <100年前>    85 …… 妊娠・出産回数多。授乳期間長。
    <現   代> 450 …… 妊娠・出産回数少。生理回数が5.3倍多い。
                  生涯妊娠回数、授乳期間が影響。
 
                 生涯生理回数は、
                                               100年前の女性よりも
                      現代女性の方が5倍以上も多い。
 
 3 卵子良質度:年代別
  *加齢:加齢により卵子の質が低下し、受精能力が低下する。
  *妊娠確率:30才台後半以降では急速に低下
        即ち、高齢女性は、受精効率の低下が著しい
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    年代     20~24       30~34     40~44  
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   妊娠率(%)  100    85    35     …30代から低下
   不妊率(%)         ≒15    <30     30代から上昇
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 4)卵子
  *加 齢 :加齢と共に卵子の産生力が減少する。
  *妊娠確率:30才台後半以降は受精確率が急速に低下
        即ち、高齢女性は、受精率の低下が著しい
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  年代   胎生期20週頃 出産時期 思春期~生殖適齢期 ≦37  閉経期(≦51)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 卵子数(万)  600~700  200   30~50       2   0.1
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  
              毎月の生理を軽んずるコトなかれ…
             健全な卵子を望むなら排卵適齢期がありそう…
 
 5)出産適齢期
成熟精子と成熟卵子との出会いが前提だが…
出産にも”適齢期”があるようだ…
 
その卵子排卵後の寿命はわずか1日
 
  元気な健常精子群が、過酷な環境の子宮内を生命を掛けて泳ぎ抜き、勝ち抜いた唯一の精子だけが健常な成熟卵子と巡り会ってようやく受精となる。
 
 <精子卵子の成熟度と受精・妊娠・出産適齢期>
  精子卵子成熟度の適齢期間男性側は比較的長く女性側は少々短くなる。
  健常性が劣る年齢期の受精卵は、流産率が高まり、健常児出産率が低下する傾向にある。
  このことから、大まかだが、好ましい受精適齢期出産適齢期が推察される。
 
  正常な妊娠・出産・新生児を願うには、受精時に、精子側も、卵子側も、成熟時期にあることが重要
  精子卵子成熟度の適齢期間男性側は比較的長く女性側は少々短くなる。
  健常性が劣る年齢期の受精卵は、流産率が高まり、健常児出産率が低下する傾向にある。
 
  このことから、大まかだが、好ましい受精適齢期出産適齢期が推察される。
 
 *妊娠のし易さ:概ね32才頃までは緩徐に低下し、37才頃から急激に低下する。
         末っ子は母親の30才台前半までに…が好ましい?
 *卵子染色体異常:35才頃から異常率が上昇する。
 *母体年齢と流産リスク:母体年齢が35才頃から妊娠率が低下傾向を示し、35才で流産リスクが3倍弱と高まり、39才頃から出産率が急減し、流産率が上回る。
 *晩婚と流産リスク:母体年齢、カップル年齢の高齢化につれて妊娠率が低下し、流産リスクが高まる。
健常な出産を望むなら、高齢出産を避けるべき…か。
男女共に高齢の場合には、
妊娠、出産、新生児の異常リスクが高まることに留意が必要…か。
       留意神様が造り上げた人間の身体の仕組みはとても緻密…
        人類の子孫繁栄に必須の出産にも緻密な配慮が働き、
          緩やかに仕組まれている出産適齢期は芸術的…
 

 6)安産への工夫:

   二足歩行のヒトは『小さく産まれて、大きく育つ』という特徴がある。

  *頭蓋骨

   ヒトの頭部は、重要な知恵の塊「脳」をガードするために数個の断片が組み合わさった球形の頭蓋骨で保護されている。

   大きいヒトの頭部は、出産の際には安産の妨げになりやすく、神様は一計を案じた。

   胎児期には頭蓋骨の各断片に隙間を保ち、産道通過時に受ける頭部への圧力を頭蓋骨の変形という妙手で切り抜けた。誕生後、頭蓋骨の隙間は成長につれて密着し、脳の強固なガード装置となる。

  *肩

   幅広の肩は、二足歩行の安定化に重要な役割を果たすが、狭い産道を抜け出すには支障を生ずるので、神様は一計を案じた。

   胎児期に、鎖骨の成長速度が胎児期から出生直前にかけて減速し、出生後に再加速している、という。

   肩幅が狭い状態で産道を通過させるという安産のための神様の工夫だ。

                                 (京大理学研究科)

 7)初乳:
  出産後約3日頃までに分泌する母乳をいう。
  分泌量は約40~50ml/日とごく少量。
  新生児の胃袋の大きさは、ビー玉サイズ… とても小さい。
  初乳は栄養価は満点…! 脂肪分が少なく、高栄養で、新生児の免疫系にも重要。
 
 
Ⅱ.性別差
 ここでは、相違が明白な生殖に関わる生殖器、生殖機能、生殖行動、内分泌等は言及せず、関心を向けると見えてくるような性差を取り上げる。

1.骨格

 これら骨格構造の男女間の相違が体型や動作に男女差を感じやすくさせている。 
 
 1)肩関節: 人体で可動域が最も大きな関節。
       ー男性らしさ、女性らしさの動作やシルエット形成に影響…ー
  上腕骨の上腕骨頭(関節稼働部分)が丸くて大きく、それを受ける身体側の肩甲骨関節部の窪みが浅くて平らな形状のために動きやすい。
  半面、脱臼しやすい不安定さを伴う。 
  この上腕骨と肩甲骨関節部の接合状態が男性と女性で異なり、この相違が男女の     体型や動作に男(女)らしさとして感じられる。
    上腕骨……男性では肘が体側から離れる方向に。行動的。
            女性では肘が体側に接する方向に。  防御的。
 
 2) 股関節
  肩関節の接合と構造的によく似た関節で、大腿骨頭はほぼ球状で、骨盤側面の寛骨臼の窪みにスポッと収まっている。
  この股関節の大腿骨との接合が男性と女性で異なり、この相違が男女の体型や歩行姿勢、剤姿勢等に男(女)らしさとして感じられる。
    大腿骨……男性では膝が外側に開きガニ股のO脚気味に。
            女性は膝が内側にくっ付き内股のX脚気味に。
 
 3)骨盤
    骨盤………男性は、骨盤が狭小なハート形。仙骨幅が狭く、垂直に長めの形状。
         女性は、骨盤が顕著に横長の楕円形で、仙骨は短くて幅広の形状。
         ゆえに横広の腰部、細いウェストの胴部が生じやすい。
                                        ー女性らしいシルエット形成に強く影響…ー
 
2.皮下組織
 1)体内脂肪
   脂肪の存在部位により、体脂肪(率)、内臓脂肪、皮下脂肪(率)に区分される。

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

         体内脂肪        男性            女性

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  体脂肪率  適正域(概略)    10~20%        20~30%
  内臓脂肪  適正域(概略)  ウェスト  85cm      ウェスト  90cm
  皮下脂肪率 適正域(概略)        8~17%        18~27%

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

   脂肪量は、いずれの部位でも男性よりも女性が多い
   肌に触れた感触が男性は硬く、女性は柔らかく感じる所以である。
 
 2) 年齢的・外見的な男女差
   <年齢的
   幼児期はお腹ぽっくり型が多く、小学生時代まで男女に顕著な差がみられない。
   中学生頃から男女差が顕著となる。
   男子は主として内臓脂肪が増える傾向にある。
   女子は主に胸、太腿、尻に皮下脂肪が沈着する。 
   <外見的
   外見的には、薄い皮下脂肪層に包まれた男性とは異なり、女性の全身にほぼ均等に分布した皮下脂肪により、丸みを帯びた柔らかな肌となる。
   外皮温は、ほぼ体温に近い男性に比べて、女性の厚い皮下脂肪層は保温性に優れ、女性の皮膚温は体温を食い止め、外気温に冷やされ、触れるとひんやりと冷たい。
   肥満体型では、男性は腹部皮下脂肪の沈着が顕著で、女性は全身的に皮下脂肪層が厚くなり、閉経以降は腹部の脂肪沈着が著しくなる。
 
 3)筋肉
   筋肉は、形や構造等に大きな男女差がみられず、ほぼ同じ。
   異なるのは、筋肉の大きさ、重さ、筋繊維の種類等。
 
3.本能
 1)男性
   行動が論理的で、意義や結論を求める傾向が強い。会話が論争的。
   なぜ?、何を?、どのように?、どこまで?と論理的説明を求めたがる。
   定められた目標への邁進力に優れるが、目標達成への選択肢が多ければ鈍る。
   理詰めを好み結論や結果の獲得に達成感を覚えるが、同時並行的な行動が不得手。
   潜在的に秘める闘争心を理性が抑えて人格を形成。
 
 2) 女性
   思考が感性的で、目的完遂よりもその過程を楽しむ傾向がある。 
   会話が討議や論争的ではなく、雑談的だが、結論を求められなくても費やした時間 に満足感を感じられる。 
   また、物事の同時並行的な行動が得意。 
    差があるが、抱擁、優しさという母性本能的な面が人格を形成。 
 
 3)涙腺
   涙腺…
   『男は生涯に三度泣く』だけなのに
   『女性は涙もろい』のは涙腺が緩いから…とか。
 
          これって、ホントらしいけれど ホント? かなぁ…… 
 
 
【 総括 】
以上、なんとなく見過ごしそうな、見え辛い男女の差異と特性を並べてみた。
調べたらもっと差異があるだろう。
これらの差異に、生殖関係や性ホルモン関係に起因する差異を加えると、男女の差異が一層明確に見えてくる。
人為的には、性的構造の差異をそう簡単に改造はできっこないほど繊細で複雑な人体の構造…
 

近年は、ジェンダー論が声高に議論される時代になってきた。

だが、性とは何ぞや、生殖とは何ぞや、生理機能とは何ぞや、人体の構造とは…等々を正しく理解しての主張であるかどうかがあやふやな意見も少なからず耳にする。

聞く側としては、違和感、不快感…を抱くだけ…

正しい豊富な知識を土台にして熟慮して練り上げた意見を戦わせて欲しいものだ。

この世に男と女の両性が存在する限り、存在する根本的な両性の差異を無視して、完全にすべてを同一視すれば、或いは、一部だけを無理矢理に同化させようとすれば、他者に違和感を与えるだけで、他方の性に我慢を強制するリスクがあり、歪んだジェンダー論を押し付けるリスクがある。

 

列記したこれらの明白な本来の男女の相違の存在を理解し、他方では性別的特徴が弱い少数集団の存在を認識しつつ、これらを前提に、ジェンダー論が正しい方向性で進化することを願いながら、神様が設計した精密な人体を見詰めたいもの…

 
男性も、女性も、双方がお互いに正しく異性を理解するには、神様が創られたこれらの差異が存在すると言うことを常に留意しておくべきであろう。
故に、一部の構造や機能を人為的に変化させるだけでは生まれながらの性を変更可能とは言えず、自己満足の域を出ないと言えようか。
神様が緻密に造り上げた繊細なヒトの身体を、仮装では無く、本気で別の性へと一部だけを人為的改造を試みようとしても、他の部位が元の性の形状や体質のままなら、第三者的視点からは単に奇異に映るだけ… 不快感を覚える人も居るだろう。
生まれながらの自分の性に違和感を覚えるという場合、生殖器官・機能の発達度合い、性ホルモンの分泌機能低下、感受性等々の要因が強く働いている可能性にも留意が必要か…
 
これほど微に入り細に入り、男女に微妙な差異を設けた神様の神力を、ヒトの知力で人為的に性転換させる試みは全く無謀…と思える。
器質的異常例の部分的な施術なら可能性があり得るか…
無形の意識的違和感の是正は可能だろうか…
それとも、意識の違和感を生じさせた社会的な要因の追求が先決か…
神力に劣る人知では実に難問題…
 
これらの複雑な生理機能に影響を及ぼす要因として、出産の高齢化、自然環境や社会環境の悪化の程度にも注目しておくべきだろう。
近年は、自覚的、他覚的に構造的、意識的に違和感を抱く人たちが増加しているような印象を受ける。
主たる原因は、晩婚化の生理的要因か、社会的な要因か、自然環境の悪化か…
何らかの要因の影響を強く受けているような…
 
 
このままでは、神様の緻密な想定の範疇から外れて、やがては人類滅亡へと進み兼ねないと危惧されよう。
 

呟き:「結婚」の類意語(新語)導入は、社会的混乱の回避策になる?

『結婚』と『婚姻』とは同意語のようだが、学術的、法概念的には『婚姻』が主体的に用いられているようだ。

意味的には、『結婚』とは”男女間の配偶関係の締結”を意味し、『婚姻』とは”男女間の配偶関係の締結”に加えて”配偶関係の状態”も含まれるらしい。

近年、従来から意味する『結婚』ではないが、類似形態故に「結婚」という概念に包括を…と願う動きが活発化し、社会に混乱を招いている。

 

主たる原因は明白だ。新たな形態を意味する「新語」が存在しないが故に既存語に包含させようとすることにある。不自然さ故の正当な異論に対しても、批判は「人権」抑圧だとの反論を招きかねず、止むなく異論を胸に納める場合も多々あろう。

不可解な世になってきたものだ…

明治の人々は、洪水のように次々と押し寄せる外国語に日本語訳の新語を造ってきた。

現代の国語学者や各分野の専門家諸氏はなぜ傍観者を決め込んでいるのだろうか。

外来語には新漢字表記を常識化させたいものだ。

「結婚」、「性」についても混乱が生じている。

 

凡人ながらも社会の混乱や戸惑いを整理しつつ考えてみた。

 

 

1.異性同士の「結婚」

(1)生命の営み

  この世に生きる生き物の大半は、男(雄)と女(雌)という二つの異なる性のいずれかを有する。

  万物創造の神様設計図による創造の証か、ダーウィンの進化論による結果か、確かに二つの性が存在する。

  二つの性の営みにより、古来より、仲間の生命が脈々と受け繋がれてきた結果が現在の姿である。

(2)「結婚」に対する現在の理解

  人間社会では、生命を受け継ぐ証として、社会は「結婚」という形式を受け入れてきた。

  古来より、「結婚」とは、男性と女性との一組の生活共同体を意味する。

  現代では、「結婚」は法の下に婚姻届を提出受理された男女の一組で、新たな義務と権利が生じる。

  結果、通常なら、女性は双方の遺伝子を受け継ぐ子供を授かる。

  故に男女の結婚は、子孫を残すという人類の永続的繁栄に直結する。

  言うならば、「人類繁栄推進論者の証」ともいえようか。

 

 

2.「結婚」からの逸脱

 近年、男女間の「結婚」とは異なる、新たな組合わせの一組が、従来の「結婚」と社会的にも同一視を…と主張する人々の存在で、「結婚」の定義が揺れている。

(1)現状への波乱要因

  これまでに広く社会に浸透していた「結婚」の概念とは異なる新たな『男性同士』、『女性同士』の”結婚”らしき新たな生活形態の対応についてである。

  このような似て非なる事象に、補足説明無くして正確に意味を伝達可能な”単語”が存在せず、近似する状況故に既存語(=結婚)を当てはめて既存語の定義拡大を図ろうとし、この考え方にはこれまでの社会システムに歪みを伴う。

  また、この新たな組み合わせは既存社会構成の要因では無く、違和感なしでの既存社会体制への新たな取り込みとは次元が異なる。

  現代の法は、「結婚」という節目を経て成人した男女の新たな一組を法により支援しているが、従来からの社会構成では同性婚という概念がなく法整備の必要性は皆無だった。

  だが、同性”婚”という新たな組合わせ一組が、社会認知、新語導入、法整備を強く要求し始めた。新たな社会構造の誕生に伴う法整備の遅れによる矛盾や公正性の是正問題の存在である。

(2)新概念の必要性

  言葉とは、特定の対象や現象を指す言葉として生まれた用語であり、後年、新たな概念を強引に包含させるには深刻な混乱を来す恐れが多分にある。

  故に、同性”婚”については「結婚」との混同使用は避けて、社会的に新たな体制を構築し、従来システムとの併存を図るような新たな社会システムが再整備されるべきではなかろうか。

  よって、新たな概念の事象に対しては、新概念に相応しい新語を新たに造語すべきである。

 

 以下に、新語を含む概念を包括的に図示してみた。

 

3.同性一組の妥当な表現は「同婚」…?

 以下に示すパターンにより、換言すれば、次世代へ子孫を残せるか否かで、異性同士の組合わせは『人類繁栄推進論者』であり、同性同士の組合わせは『人類滅亡推進論者』である、とも言えようか。

 だが、いずれの組み合わせでも、当該者の希望を叶えた「自己願望達成者」である、とは言えようか。

 

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(新語:A案)

従来からの「結婚」に類似した”新語”を導入する。

   ・男女の「結婚」⇒ 定義不変。

   ・他の組合わせ(男性”婚”、女性”婚”)

           ⇒  「新語」導入で対応。 ……………(以下、新語赤字

             社会的混乱小か。

             社会的容認態勢、法整備等の新構築が必要。

 

Ⅰ.性転換施術有無による男女の呼称 

 1)性転換施術なし

   ・女性………………”戸籍性”に違和感を持つ男性

   ・男性………………”戸籍性”に違和感を持つ女性

 2)性転換施術あり

   ・男性………………性転換施術後の新生”男性”(元女性)

   ・女性………………性転換施術後の新生”女性”(元男性)

   ※他の候補字:誕、新、到、産…等。

 

Ⅱ.成人一組の呼称

 1)共同日常生活あり

  (1)「婚姻」の定義 ………該当用語不存在故に法整備が必須。

     合婚……………………結婚同婚   ……………婚姻形態の総称

      ↘①結婚………異性婚(=夫婦)…………男性と女性との婚姻(定義不変)

      ↘②同婚 ……… 男婚女婚   ……………同性婚の総称

        ↘a.男婚……………男性同士の婚姻(=同心

        ↘b.女婚……………女性同士の婚姻(=同心

  (2)子供の呼称 

      ①自然出産児:自然妊娠・自然分娩・自然出産した「自然出生児

      ②人為出産児:人工妊娠・人工分娩・人工出産した「人工出生児

        ・輸子(ユシ)精子卵子ともに遺伝的に親と一致する人工授精児

        ・叉子(サシ)精子又は卵子の一方が遺伝的に親と異なる人工授精児

 2)婚姻と新生児の相関性

                  <婚姻>         <子供

                  結婚 ………………(夫婦)⇒実子……血縁有

                            輸子……人工授精子

                                                            叉子……人工授精子

               |                                          養子……血縁無

 婚姻届提出….…合婚       男婚…(同心)⇒養子……血縁無

                同婚=             叉子……人工授精子

                       女婚……(同心)⇒養子……血縁無

                                   叉子……人工授精子

 

 婚姻届非提出……共婚接婚)………婚姻届非提出の一組。

                                                                     当人達の意識で成立する関係。

           同棲    ………双方の同意で成立する共同生活形態。

                                                                     婚姻関係の意識不問。

           同居    ………主たる生活維持者を中心に老若男女が過ごす

                                                                     共同生活形態。

           下宿(寄宿)………ビジネス契約下での関係。

 

 

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(新語:B案)

「結婚」の”定義変更拡大”を広く社会に求める。

ただし、概念が大幅な変更を伴うために、社会的混乱必定か。

 

  1.婚姻届提出 → 結婚 = 異婚 + 同婚 (男婚 or 女婚

                    ⇅             ⇅          ⇅

    (呼称)          夫婦           同心       同心

                  ↓                ↓       ↓

    (子供)……血縁有 →→ 実子        叉子   叉子(人工授精子

                     輸子                          ー    

                     叉子                              

        ……血縁無 →→ 養子        養子   養子

  2.婚姻届非提出  → 共婚(or 接婚

  3.単なる共同生活 → 同棲

 

 

古来より、時代と共に時代を反映しながらゆっくりと変化し続けているニッポンの国語『日本語』も、近年、多量に流入する外来語の日本語化への対応が完全に立ち遅れているようで、カタカナ表記語のオンパレード… 文体は、文章を読めるが意味不明…

日本語の”審議会”関係諸氏はどのように感じて、どのように対応しているのだろう…

 

 

近年の晩婚化、婚姻、人工授精、性転換施術、環境汚染…等々で人間社会の構成もヒトという種の保存法則も一層多様化し、複雑化してきた。

だが社会システムの対応が遅れ気味のようで、これまでの社会的観念では対応できない事例への新たな法整備を含めて、ここに一案としての私案を提示してみた。

今後の議論の叩き台にはなるだろう…

 

ここで、議論を深める上で忘れてはならないのが生物学的現象である。

ヒトも動物。特に生殖行為では動物は本能で行動するが、ヒトは理性下に行動するために、近年は晩婚化、高齢出産の傾向にある。ところが卵子精子も高齢化に伴って健常性が低下し、健常児出産確率低下リスクが高まる点であろう。成長につれて誕生性への違和感が増す人達との因果関係も解明が待たれよう。

社会的な混乱・困惑を解消するためにも、これを機に議論が活発化することを期待したい。

 

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(新語:婚姻に至らない性的指向

「LGBT」

 

LGBTレズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)の性的指向3つと、身体の性と自認する性の同一性に違和感を有するトランスジェンダー(Transgender)の英字頭文字を並べた、性的多様性を有する集団を意味する用語。

 他にも、幾つかの異なる表現が存在する。

L、G、B自体も、定義が流動的で、的確な用語として定まっていないようである。

 

これらの自己の性的認識が多数の一般的な認識と異なる少数者を正確に表現する「新語」が必要と考えられるが、「婚姻」とは少々異質な分野となるので、ここでは割愛する。

別の機会に、議論を深めて、新たな漢字表記の適切な日本語が誕生すれば幸いである。

 

呟き:原発OK? 汚染水海中投棄OK? 自然界の状態はどうなってる…?

原発稼働問題、放射性汚染物廃棄問題…

まるでエンドレスのように何年も繰り返されているこの問題…

 

賛成の方、その根拠は…?

 

反対の方、その根拠は…?

 

 

賛否を考える前に、先ずは自然界の放射性物質の事実を知っておくべきでは…?

 

比較的身近な項目について整理してみた。

 

 

Ⅰ.放射性核種と核分裂半減期

1)放物質物質の放射線半減期

  自然界に存在する天然の元素は92種類。放射線を発する同位元素も多い。

  放射性元素が放出する放射線と半減するまでの期間を下表に示した。

...............................................................................................................................................................................

  放射性物質      放出放射線      半減期

...............................................................................................................................................................................

  トリウム232       α β γ   141億年

  ウラン238        α β γ   45億年

  カリウム40          β γ   13億年

  ウラン235        ?       7億年

  プルトニウム239           α    γ                         2.4万年

  炭素14            β                            5700年

  ラジウム226       α     γ                           1600年

  セシウム137          β  γ                            30年

  ストロンチウム90      β                                   28.8年

  トリチウム            β                              12.3年

  コバルト60            β  γ                              5.3年

  セシウウ134       β  γ                               2.1年

  ヨウ素131        β  γ                                                8日

  ラドン222          α     γ                                           3.8日

  タリウム201           ?                                               73時間

  ナトリウム24        β  γ                                              15時間

  テクネチウム99         ?                                                                        6時間 

...............................................................................................................................................................................

 核爆発で生じるプルトニウム239の量が半減するのは24,000年後となる。

 ストロンチウム90では28.8年後に、トリチウムは12.3年後に半減する。

 

2)放射性元素の自然崩壊 (半減期) ――例示――

例えば、放射性ウラン238放射線を出さない安定元素の鉛206に減衰するまでの間に、多くの放射性元素に変化する。安定元素までの減衰反応時間は宇宙誕生からの経過時間の約1/3に匹敵する。

 

 〘放射性 「ウラン238」 ⇒ ⇒ ⇒ 安定元素 「鉛206」の自然崩壊と崩壊時間

ウラン238半減期44.7億年)⇒ トリウム234(24.1日)  ⇒ <プロトアクチウム>

 ⇒ ウラン234(24.6万年   )⇒ トリウム230(7.5万年)⇒ ラジウム226(1600年)

 ⇒ ラドン222(3.8 日)

   ⇒ ポロニウム218(約3 分)  ⇒ アスタチン218(1.5秒)

     ⇩            ⇩

    鉛214(約27 分)   ⇒    ビスマス214(約20 分)⇒   タリウム210(1.3分)

                 ⇩            ⇩ 

                                    ポロニウム214(約1.6× 10-4 秒)  ⇒ 鉛210(約22 年 )⇘

                            ⇩    ビスマス210(5 日   )

             タリウム206(4.2分) ⇐  水銀206(8.2分)  ⇩

                ⇩          ポロニウム210(約138 日)

                ⇩              ⇩

                     鉛206(安定)  

 

 

3)当初量が1%未満に減少するまでに必要な半減期の回数

 当初量=10050 → ②25 → ③12.5 → ④6.25 → ⑤3.125 → ⑥1.5625 → 0.78125

 

  ※即ち、半減期7倍の時間経過で当初量の1%未満に減少する。

   つまり、半減期7倍以上の時間経過で、当初量が1%以下にまで減少する。

   例えば、トリチウム半減期:12.3年)は、約86年後に現在量の1%未満に減少する。

 

 ここで大切な点は、放射線量が半減する「半減期」の長短ではなく、放射線量が自然界レベル以下にまで減衰するまでの「期間」である。

 広島への原爆投下、長崎への水爆投下は1945年であり、ビキニ環礁等で20回以上も繰り返された原水爆実験は1946~1958年だった。その後、現在までの時間経過は78~65年である。人体への無害化減衰期間には到底及ばず、自然界に放出された放射性元素の大半は気流や水流、風等の影響を受けながらどこかに滞留、沈着しているハズ…

 

2.自然界のからの被曝放射線

 同じ地球上であっても、地域により自然界から浴びる放射線量は異なっている。

1)日本 (単位:mSv)

  ・年間平均…………………………………… 2.1  ⇔ 自然界から浴びる放射線

    (内訳)宇宙から………………… 0.3

        空気中ラドンから……0.48

        食物から………………… 0.99

        大地から………………… 0.33

 

  ・参考 (単位:mSv)

    世界平均(年間)……………………………………………………… 2.4

    航空機搭乗中(東京⇔ニューヨーク;往復)……………0.11~0.16

    人工放射線量:胸部CTスキャン(1回)………………  2.4~12.9

    人工放射線量:放射線量胸部X線検査(1回)…………0.06

 

2)1時間当りの自然被曝線量  (単位:μSv/時)

    国際宇宙ステーション内…………………………20.8~41.6  ⇐ 多い

    航空機搭乗中(東京⇔ニューヨーク)………7.4

    ケララ(インド)……………………………………… 1.05

    三朝温泉……………………………………………………  0.11

    富士山頂……………………………………………………  0.10

    岐阜県…………………………………………………………0.057~0.110

    東京都…………………………………………………………0.028~0.079

 

3)大地から受ける放射線

  ※放射線が高い地域は、土壌中にラジウム、トリウム、ウラン等の放射性物質が多く含まれているため。

______________________________________

                     nGray/時    mSv/時

______________________________________

  ケララマドラス    インド    1500     9.2

  ラムサール       イラン     765     4.7

  オルビエート      イタリア    560     3.4

  陽江          中国      370     2.3

   :

   :

  日本                   50.9    0.3

          <最高地(岐阜)と最低値(神奈川)と差は0.4mSv/年>

______________________________________

 

4)日本在住者の自然被ばく線量(mSv/年)

____________________________________________________________________________________________

 *外部被爆

   宇宙線               0.3

   大地放射線             0.33

 *内部被爆(吸入摂取)

   ラドン222 (屋内外)           0.37

   ラドン220(トロン)(屋内外)    0.09

   喫煙(鉛210、ボロニウム210等)          0.01

   その他(ウラン等)         0.006

 *内部被爆(経口摂取)

   主に鉛210、ボロニウム210        0.80

   トリチウム             0.0000082

   炭素14                 0.01

   カリウム40               0.18

____________________________________________________________________________________________

   合計                  2.1

 

5)大気中放射性物質吸入による内部被曝

 ラドン温泉の入浴経験って多くの方が経験済みかと… 実は入浴中、呼吸する間に放射性ラドンを吸入していたンです。

 ※ ウラン系列

 (土中)ウラン233 ⇒ ラジウム226 ⇒ ラドン222……(空中)半減期3.8日

                             ⇩

                             吸入

  ※ トリウム系列:                   ⇧

 (土中)トリウム232 ⇒ ラジウム224 ⇒ ラドン220……(空中)半減期約55秒

 

6)体内に存在する放射性物質

 食事中にも、放射性同位体を食べ物の構成成分の一つとして胃袋に入れている。

 ※ 種類

   カリウム40、     炭素14、    ルビジウム87、    鉛214、

   ボロニウム213、   ボロニウム214  トリチウム      他

 ※ 放射性カリウム40

   生物に必要なカリウム元素は、総カリウム量の0.01%β線γ線を放出する放射性カリウム40である。

 ※ 水素

   水素同位体元素は、安定同位体の「水素」、重い「重水素」、放射性の「トリチウム」があり、水に含まれるトリチウムの含有量は、日本全国平均で、約1Bq/㍑とされる。

 

 

3.放射性物質の処分問題

自然界における天然の放射性物質について身近な項目を整理してみた。

一瞬で消滅するほど短時間の核種もあれば、地球時間に匹敵するほど半永久的に長命な核種もある…

 

原発由来の放射性汚染水から除去不可能なトリチウム汚染水の海中投棄の妥当性が議論されているが、自然界でのトリチウム含有率、自然減衰、海水による希釈率や拡散等々は重要な判断材料か…

 

放射性汚染物の廃棄処分方法を検討するには、放射性元素の自然減衰期間とそれに見合った廃棄場所の長期的な地盤安定性が重要であろう。

上述のように、放射線量が1%未満に減少するには半減期の7倍の時間が必要だが、大陸が移動、衝突、消滅、隆起を繰り返すほどに長い時間であり、対応する期間の間も安定な地盤はこの地球上に存在しない。

つまり、地球上には長い半減期の核種を廃棄処分できるような安定した地盤の捨て場所が存在しないのである。

 

諸懸念を解消するために待たれるのは、放射性元素の安定元素への質量変換技術の確率であろう。

だが、どこまで検討が進んでいるのやら…

この技術開発が不可能なら、核弾頭や原発核燃料、汚染廃棄物を、ゼッタイに打ち上げを失敗しないロケットに乗せて太陽に打ち込むしか方法がないかも…

放射性汚染物の廃棄処理問題は、難問中の難問…

 

放射性元素の、このような自然の動きを知ると、人それぞれに多様な受け止め方がおありかと…

 

 

※<主な参考資料> ………… 科学の進歩に伴い、情報の陳腐化もあり得る。 …………

環境省https://www.env.go.jp/chemi/rhm/kisoshiryo/attach/201510mat1s-01-6.pdf#search=%27%E8%87%AA%E7%84%B6%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%87%8F%27

・国連科学委員会(UNSCEAR)2008年報告、  原子力安全研究協会「新生活環境放射線平成23年(2011年))」、  ICRP103、  他

JAXA宇宙ステーションきぼう広報・情報センターサイト「放射線被ばく管理」2013、  放射線医学総合研究所ホームページ「航路線量計算システム(JISCARD)」、  放射線医学総合研究所ホームページ「環境中の空間ガンマ線線量調査」、  古野. 岡山大学温泉研究所報告. 51号. p.25-33. 1981、  原子力規制委員会放射線モニタリング情報(モニタリングポストの過去の平常値の範囲)

・(公財)原子力安全研究協会「生活環境放射線」(2011)

・市民放射能測定データサイト みんなのデータサイト「放射能の基礎知識」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呟き:鉄道廃線是非、最優先検討課題とは?

<現状は…>

最近、JR鉄道網の一部廃線是非が議論されている。

廃線対象候補路線は、利用者数が少ない過疎地域の赤字路線…

そのボーダーライン基準は、「利用者1000人/km/日」辺りのようだ。

加えて、幾つかの除外基準も検討される由。

 

鉄道会社の言い分は、一日の利用者数が非常に少なく、多くはバス路線で代替可能であること、恒常的な赤字路線が経営上の重荷となり、耐えられそうにないこと、のようだ。

 

関係地域では、廃止されると不便だ!、困る!…との声が上がってくる。当然だろう。

 

 

<疑問が…>

★疑問:

 はたしてこのようなソロバン勘定的な観点で鉄路廃線是非の議論を進めてもいいのだろうか…?

 日本国という国家的な立場から眺めれば、もっと基本的で重要な存在価値観があるのでは無かろうか。

★存在意義:

 鉄道は、単純に経済面からの損得勘定からだけで存在しているのだろうか。

 鉄道は、唯一無二の大量輸送手段である。

★存在価値:

 故に、鉄道は、単なる損得だけのソロバン勘定だけでは必要性を判断できない、極めて重要な社会的基盤である。

 日本国土の過疎地域で鉄道網が消え去ったら、その過疎地域だけにとどまらず、日本国にはどのような影響が生じるか…

 

そんな議論は全く聞こえてこない。

 

どうなってんだ、このニッポンという国は…

 

 

<諺はいう>

古来より、諺は警告する。 『備えあれば 憂いなし』と…

我が日本が「平和国家 日本」を標榜して、平和路線を歩んでいこうとしても、外国には外国の利益優先の方針があり、諸外国が日本に同調するという保証は全くない。

外国とのお付き合いには、常に、性善説は全く存在しない、自己利益追求が基本だ。

外国との見解の相違、意見対立は日常茶飯事と肝に銘じておくべきだ。

いつ、外的環境が豹変してもおかしくはない。如何なる場合も常に備えを怠らずだ。

世界的には、過去にあった似たような事例が教訓だ。

 

 

<非常事態勃発すれば…>

備えとは…

ある日、突然、ミサイルが飛来したり、敵兵が上陸したり…もあり得る可能性だ。

日本は、国土防衛のため、直ちに反撃せざるを得ない。

またある日には、突如壊滅的な天変地異に襲われるかも知れない。

即座の人命救助や復興への足場がために迫られるだろう。

そこで必要とされるのが、必要資機材・防衛装備・人員の緊急大量補給路だ。

鉄道網は、平和時には利用者、貨物の便利な輸送手段であるが、非常時には重要な物資や人員の補給網となり得る。

極めて重要な国防基幹と認識すべきであろう。

ここで重要なのが全ての鉄道網が繋がっていること。迂回路の存在が非常時には特に重要な役割を果たせる。

即ち、平和時と非常時で異なる役割を有するのが鉄道網である。

 

 

<鉄道網廃止議論の前に議論を…>

過疎地を走る赤字鉄道網の存廃を議論する前に、日本国の安全性確保上の重要性がどの程度かを評価すべきでは無かろうか。

廃止対象候補鉄道路線が、国家非常時における大量補給路の役割をどの程度果たし得るかどうか…

鉄道廃止が、将来の日本国家防衛上、致命的な影響を及ぼしては本末転倒、言語道断であろう。

 

鉄道網廃止云々の議論は、先ずは、国防、安保に深く関わる識者も交えながら、コレまでとは異なる、日本国家存亡というより高所からの迂回路を保った鉄道網の存在意義に関わる議論を深めることが将来の日本国にとって有益ではなかろうか。

廃止候補赤字路線の国益面からの存続に、”公共益負担協力金”的な国民負担の是非も議論の対象となり得るだろう。

 

願わくば、このような声が聞こえてくるような日本でありたいものだ。

なぜこのような観点からの議論が湧き上がらないのだろうか…

国土防衛、国土保全は誰かがしてくれること…と捉えているなら、日本国民として極めて不幸な事態だ…

摩訶不思議な国ニッポン…

 

備えあれば 憂いなし

 

後悔 先に立たず

 

今一度、噛み締めたいものだ、この古からの諺の意味を…

これが国益優先… 未来の平和で豊かな日本を維持するひとつの確かな道…

 

 

呟き:カタカナ語止めて、漢字新語で論じよう

世の中には、いろいろと憂うべきコトがワンサとあるが…

ホンの少々、見方をずらせると、新たに見えてくるモノがある。

 

例えば身近な日本語…

なぜだか、最近は特に、カタカナ表記の外来語記述がやたらに多くなってきた。

新聞もテレビもカタカナ表記の言葉が溢れている…

読むのは簡単だけど意味不明…なカタカナ言葉の氾濫…

日本語記述なのに日本語らしくない、カタカナ表記が多い日本語文章が蔓延中…

なぜこんなご時世になったのやら…

いつ頃からこんな社会になったのやら…

 

漢字交じりの日本語は語彙も豊富で、文字自体にも情感が漂い、自然描写に優れ、表現力豊かな日本語だ。

カタカナ語にはそれ自体に意味が無く味気ない文字の羅列…

新たな外来語を、新たな日本語に造語して、漢字交じりの情感豊かな日本語で表現したいもの…

それを妨げているのはどこの誰だ…?

どこのどんな組織だ?

真は何…?

 

 

―――― 極力、理解困難なカタカナ語表現を避けよう ――――

 

<始めに>

目まぐるしく変貌する社会の諸現象を、立場を変えて、視点を変えて、論点を変えて、立ち位置を変えて…眺めると、全く異なった姿に気付く場合もある。

 

いずこの国の、いずこの言葉も、その時代を反映した全く新しい概念や事象が生じた時、それを的確に表現し伝達可能な新語を造語してきた。その積み重ねの結果が夫々の言葉の現代語である。

日本語も然り。

 

古来より、その時々の時代を反映し、新たの事象には新たな造語を加えながら、時代と共に徐々に変化している日本語は語彙が豊富で情感豊かな言語だが、最近は時々違和感を覚える場合があり、危惧させられる。

例えば…

最近は、文字にも、言葉にも、やたらとカタカナ表記語が特に増えてきたナ…と。

それも、日本語を話す人々に意味が周知されているとは思われない外来語が、安易にカタカナ表記すれば意味が伝わる日本語になったと思い込んで、古来からの日本語に混じり込ませている。

発信者が意図するカタカナ表記語の”意味”を、不特定の読み手が新しいカタカナ語を、発信者と同じように正しく”理解”できているのだろうか…との懸念も感じつつ、最近の日本語を、別角度から改めて見詰め直してみた。

 

古来より先人達は、お互いの意思疎通を深めるために、社会や文化の変化に対応して新たな言葉を作り上げてきた。時代を反映した新語の登場、時代にそぐわなくなり使われなくなった死語…、それらの積み重ねで今の言語が生きている。

 

社会が新たに変化したり、自然界で新たに発見・発明されても、それらが既存の言葉に合致しない場合、多くは意味合いが近似した既存の言葉を当てはめて表現しようとする場合が少なくない。既存語の意味拡大である。

だが他方では、先人達は、それまでに存在しなかった事象に対して漢字表記の「新語」を造語して新事象に充てたという事例も又少なくない。

 

 

<新語の造語>

社会が大きく変動した「文明開化」の明治維新前後の時期は、新語の造語・普及はどのような社会システムが働いたのだろう…

例えば、医学領域の「解体新書」は、日本語表記への和訳が顕著だと感じる。

数多の新知見に接し、知識欲が高まり、細部の識別に迫られて、五臓六腑の大まかな部位・名称だけではなく、人の身体の細部まで多種の和訳(漢字)で定義した。

現在では「筋肉」だけでも、平滑筋、横紋筋、括約筋、輪状筋、大胸筋、三角筋、棘下筋、広背筋、大臀筋腓腹筋…等と識別され、「血管」、「神経」、「内臓」等も多様な細部の部位まで全てが漢字表記された。学問の顕著な進展により、タマには「ランゲルハンス島」のような例外的なカタカナ表記部位もあるが…

また、新たな物体の出現すると、

例えば「火縄銃」の時代に「鉄砲伝来」で、用途や形状が似た銃器類を、鉄砲、大筒、大砲、小銃、短銃、機関銃、猟銃…と新たな漢字を当てはめて識別した。

「乗り物」では、飛行機、列車、汽車、電車、自動車…という新語を充てた。

だが、ジェット機、ヘリコプター、トロッコ、バス、トラック、タクシー…等はカタカナ表記のまま…

また、形が見えなくても、例えば「電気」分野では、電波、短波、無線、放送、信号、発(受)信、電信、電話…等の漢字表記の言葉が使われた。

だが、ラジオ(ラヂオ)、テレビジョン、ファックスは漢字表記をサボってきた。パーソナルコンピュータ(パソコン)、スマホ、SNS、ネット、ウェブ…等も漢字化断念組か…

電化製品では、冷蔵庫、冷凍庫、扇風機、空調機の漢字があっても、エアコン、レンジ、トースター、ミキサー、アイロン…等はカタカナ表記のまま…

石油、灯油、軽油重油は漢字だが、ガソリン、ガスはカタカナ…

「印刷」対「プリント」はいい勝負か…

 

どうも、最近の製品や手段等なるほど、新外来語の日本語化を手抜きしてカタカナ表記のその場凌ぎの繰り返しで済ませている風潮を感じる。

 

 

<問題点…>

漢字文化の中国は、外来語や新事象にも全てを漢字表記せざるを得ないが、平仮名やカタカナ表記も可能な日本語は、社会の変化が目まぐるしい現代では、現地語発音を安易に表現可能なカタカナを使って現地語をカタカナ表記へ傾く傾向が強いようだ。

 

最近は、このような安易な風潮が増してきたのだろうか…

外来語の漢字表記への努力を諦めたか最近の世情に迎合したか、外国語の安易なカタカナ表記を容認するかのような現代社会の奇妙な雰囲気…

時代が進み、新たなモノや環境に囲まれた世になれば、カタカナ語の羅列を助詞と助動詞で繋いだだけの、カタカナだらけの奇妙な日本語文化が通常の社会になっているのだろうか…

 

そういえば、時代にマッチした、必要な新語の造語について、検討する機関が存在しないようだ。

新事象や新外来語の、漢字表記による日本語化への造語・翻訳作業を専門的に司るような社会システムが皆無のままだったっけ…

これを、誰も指摘しない現代社会システム…  これが問題か…

 

故に、日本語化が未了の新語については、外来語のカタカナ表記とともに漢字案併記化が初期使用者の必須義務化となる社会であるべきかと… このままでは将来の日本語は外来語のカタカナ表記語を「てにをは」の助詞で結ぶだけになりそう…

漢字表記の利点は、文字数の減少、羅列文字に目視的にも意味を認識できることである。

カタカナ表記語は、外来語の意味を知っていれば、全体を読み切って初めてカタカナ語の意味を認識するが、文章自体は無味である。読者が外来語の意味を知らなければ、文章は読めても意味不明な日本語文となろう。

 

 

<現代では…>

そんな社会的容認雰囲気に甘えてか、最近は、複数の外国語をそのままカタカナで長々と表現する言葉も多く耳にするようになってきた。

例えば、”ウェディング  ドレス”、”スタンディング オベーション(standing ovation)”、”アウトレット モール(outlet mall)”、”ソーシャル ディスタンス(social distance)、”セクシャル ハラスメント(sexual harassment)”、ナンバープレート(number plate)、ドラッグストア(drag store)…等々。

 

一字一字に意味を有する漢字なのに、漢字表記の新語があればもっと簡潔に表現できるのに、漢字表記の該当語が存在しないが故に、ダラダラと多数の文字が必要なカタカナ語に、括弧書き脚注を付けて長文化してでも意味伝達のために補足する事例も多々見受ける。

カタカナ表記は無味乾燥な表記法であり、文字数が極端に増える。

カタカナ表記事象の本来の意味を知らなければ、カタカナでは読めても全く意味が伝わらない。つまり、元の外来語の意味を知る者だけが理解できるカタカナ混じりの日本語になる。

漢字表記なら、言語の意味を知らずとも、漢字の一語一語が持つ意味と重ねるとある程度の概念を掴めたり、文章の短文化という利点もある。

漢字混じりの日本語の優れた特徴は、文字数削減や言葉に意味を持たせるという点であろう。

 

だが、安易に多用するカタカナ語、その意図は何だろうか…

博学者っぽい? 格好いい? スマートっぽい? 同義語の日本語が無い? 正確に表記したい? 簡単だから?

 

本来の言語は外国語であり、読み手の大半は意味不明と感じる言葉だ。

カタカナ語の事象が現代の生活に必要で、同義語の日本語が存在しなければ、新たに造語すべきであろう。

そんな原則も又存在しないし、社会的習慣もないし、漢字化への造語検討部署も存在しない。

時代にマッチした新語の造語、その適切性を審議する部署、それらに携わる人材や組織は一体どこの誰なんだろう…?

それとも、現代社会は、外来語はすべてカタカナ表記で不都合無く対応できていると見なしているのだろうか。

必然なのに、問題点は先送り…  それを社会は許容しているかのよう…

 

少なくとも、初期使用の個人が漢字化の例示語を併記する習慣の社会でありたいモノ…

提案語が社会に受け入れられ始めたら徐々に集約化され、定着していくだろう。

 

 

<例えば家族観…>

では、最近の話題で具体的に考えてみよう。

「結婚」という概念にも、LGBTレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字の組合わせ)が議論に加わって、複雑化してきた。

だが、ホルモン分泌機能が絡む問題は多様な影響因子の存在が指摘されるが、ここでは論点が異なるので触れない。LGBTの認知度が高まり、社会システムとの軋轢(アツレキ)が生じ始めてくると、既存の日本語での対応力では限界が垣間見えてくるだろう。

 

★既存語の「結婚」に含まれる意味

言葉は目にする事象に対して後から相応しい言葉を造語してきた。

自然界の動物の行為同様に、いつの頃からか、ヒトも社会から認知された異性者同士が新たな生活を共に営む形態と理解されてきたし、その状態に「結婚」という用語を造語した。

ヒトもまた動物なので、その延長線上の生殖行為により、次世代を担うべき新たな生命の誕生があり、家族・種の繁栄に努めてきた。

同様な状態であっても、動物に対しては「つがい」という用語を当てた。

この生命の世代間サイクルは、何も人間固有の現象ではなく、植物や動物の世界でも同様で、生命維持への当然の行為と言えよう。

人間社会はそれを当然の行為として受け入れ、人類は繁栄を遂げてきた。

古来より繰り返されてきたこれらの平均的な人々は、言うならば、「人類繁栄推進論者」か。

 

 

<指摘…>

★いわゆる「同性婚」について

だが近年、個人の自由尊重人権尊重という概念が広く世間に受け入れられ始めてくると、新たな問題点が見えてくる場合がある。

これまで長く使われてきた「結婚」という概念には該当しがたい事例である。

最近よく見聞するようになてきた「同性同士」の組み合わせの呼称は社会認知度が低く、適切な表現語が無く、何かと雑音が多くなってきた。

当事者や関連者の一部には、「同性同士」にも「結婚」の意味を持たせるべしと主張し始めている。

だが、言葉には明確な定義がある。言葉が有する意味を安易に変更すれば社会の混乱を招くだろうし、意味を拡大解釈して曖昧にすることは避けるべきである。

現代社会で無視し得ないほどのその存在感が増したと思える状況なら、結婚類似の「同性同士」の新たな組合わせにはその意味を持った新語を造語すべきである。その上で、新語で新たな法的整備を進めるべきであろう。

他人同士の大人が喜怒哀楽、寝食を共にしながら共同生活する意味を有する「婚」を使う場合を例示してみた。

  「同婚」、「均婚」、「接婚」、「合婚」、「似婚」、「類婚」、「融婚」…。

   さらに狭義では、「男婚」、「女婚」…等。

当事者に性転換施術の有無が加われば、さらに慎重な合議が必要になるかも…

 

現存する類意語の「同居」はさらに広い意味が含まれるので適切でないだろう。

さらに、諸般の事情で婚姻届を出さない「同居婚」も存在する。

 

この問題に、どこの誰が音頭をとり、世論を動かすのだろうか。

 

国語学者、国語審議担当機関は、このような時代の流れへの取り組みを回避したままだ。

故に、「男性同士」、「女性同士」という新たな異質の組み合わせを望む人たちは、社会システムでの「結婚」との同格化を願って、無理にでも「結婚」という既存概念に組み入れられるようにと行動する。その影響で周知されていた「結婚」という概念が揺らぎ始めて種々の混乱が生じ始めてきた。

だが現在の議論は、既存概念に、新概念を包含させるという、論点が異なる課題を同じ土俵上で議論する点にある。

 

< 日本語熟成へ… >

昔から行われてきたように、新たな概念には新たな新語の造語で対応するのが常道では無かろうか。

現代社会は、何も対応できないほど硬直した無能な社会構造なのだろうか。

このような類いの議論すら起こらない、実に奇妙な現代社会…のようだ。

 

新たな事象や新外来語には、提案を兼ねた新語を併記することを常識化させよう。

その後、生まれた複数の新語を集約し、新概念を定着させる方向性が常識化してくればカタカナ語だらけの日本語の混乱という将来への懸念が薄らぐようになるだろう。

そのような世論形成が望まれる。

諸外国では、外来語を自国語で表現しているのだろうか…

 

 

宇宙時間:100年が0.2秒! 138億年を1年間に圧縮すると…

 

 空想の世界のように思える宇宙の世界…

 

138億年前に、ビッグバンでこの宇宙が誕生 したという…

この宇宙という世界、いや空間の誕生日だ。

 

今仮に、

このビッグバンを1月1日の午前0時00分とし、

現在を12月31日の24:00丁度と

仮定すれば…

 

この間に、この大宇宙で、いつ頃、何が、どのように起こっていたのだろうか…

 

宇宙時間の138億年を一年間カレンダーに…、そんなコトを考えてみた人がいるらしい。

 

_______________________________________

 圧縮宇宙時間          主な出来事

 月/日    時刻

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

1/1    0:00    ビッグバン(宇宙の誕生)

 ↓

 ↓

8/31           地球誕生

 ↓

 ↓

12/28(4日前)     恐竜時代(1億6000万年前)

 ↓

12/31 23:52    ヒト誕生 

                (人生100年≒0.23秒間

       ⇓

      23:59:55(数秒前) 古代文明産業革命

       ⇓

      24:00    丁度 今・・・

.......................................

 

我々人類が誕生した時期が、わずか8分前…だったそうだ。

宇宙時間スケールでは、人生100年という人の一生はわずか0.2秒間…だそうだ。

 

宇宙時間スケールでは、

たった0.2秒間に生じる喜怒哀楽に

一喜一憂しているのがヒト

という生き物の実態か…

 

 

さて…

 

人生とは何ぞや…

 

遙かなる宇宙から

この地球を

じぃ―っと眺められれば……

 

何らかの答えが

見つけられるかも…

 

 

たった一度っきりの

自分だけの

大切な人生だ……

 

一筆啓上:コロナ対策 それダメッ! 妙案はこれっ! どうです?

(久々の投稿…)

                                  (※文中の表現は辛口文調で…)

流行性ウィルス疾患対するこれまでの対応がどうも的外れで、プロ集団の文殊の知恵の結晶…とは信じがたいような…

第一義的に優先して対応すべきは『ウィルス壊滅』への施策のハズ…

なのに、経済優先、社会基盤優先施策の連続では、流行性ウィルスはご健在…です。

ウィルスを撒き散らす恐れが多分にある無症状感染者が動けば、結果はウィルスの拡散蔓延…となるのは誰にでも分かるハズ…

なのに、いつまでも自由に徘徊させっ放し…

 

手をこまねいて、自然収束を待っているつもりか…

だとすれば、WHOが予測する新型コロナの集団免疫獲得率約60~70%に達するには、日本の人口約1億2000万人×70%≒8400万人が新型コロナの餌食になるまでじっと耐えることになる。1月下旬現在は総患者数約30万人余…

それとも、承認予定の新ワクチンの効果にすべてを託す魂胆か…

 

早々に、全国民対象にシロ、クロをはっきりさせなさい。

現在の確認患者数は約7万人弱なので、クロは、全国民の0.06%足らずかと…

シロの99.9%を自由放免すれば、社会は、あっという間にコロナ以前の状態に戻るハズ…

 

何らコロナへのダメージを与えず、何も手を打たずに、全体をコントロールしようとする短絡的思考の持ち主が親分風を吹かせていては非力な庶民は堪ったものではない…

一部に救済金との名目で現ナマをエサに時間稼ぎするだけの浅知恵の面々なのか…

 

批判、不平、グチだけなら誰でも簡単に言えようが、同時に前向きな対案提起は極めて少数…

プロではないが、科学的情報、特に生物系、医薬系分野への知識や理解力なら少々持ち合わせる筆者のぼやき節と、対案の妙案を併せて再掲する。

ただ、諸兄にも熟慮願いたく、敢えて論点の集約は避けながら…

 

(コロナ禍の早期終息を期待しつつ、以下に当サイトでも、我が拙文をそっくり転載) 

 流行性新型コロナウィルスが初めて確認されてから一年が過ぎた。

 
誰が追い込んだかこの状況に…
だが
誰にもお咎めなしのこの状況…
 
 
流行性疾病を侮ることなかれ!
何故にあやふやな限られた情報で
軽々しく自己判断して動く…?
故に今の現状がある…
 
 
決め手はコレッ!と素人私案は抱けど、取り合えずは大いに嘆きたい…
ちょっぴり 呟いてみるか…
――《 ぼやき節 》――

今回の新型コロナも、ウィルスはウィルスなので、一般的な対策の心得が通用するハズ…

 
なのに…
流行性ウィルス対策、何を講じた?
 
ウィルスの特性を黙殺したまま動かず
ただ単に
特定分野の利益擁護重視の施策が続く…
 
経済を気にしたければ
先ずはウィルスの
首根っこを押さえなさい!
尻尾を捕まえなさい!
諸々の懸案事項はその後です!
この順序が大原則
 
ワカッテルノ…?
君ぃ――  あんたぁ――
 
予見性が大事…
洞察力が大事…
察知力が大事…
 
そして 実行力…
 
クルーズ船
発生エリアが限定されたあのクルーズ船でさえ、必須のクリーンゾーンを真っ先に設定するでもなく、右往左往の対応ぶりは烏合の衆のドタバタ劇を観ているかのようだったっけ…
あれで新型ウィルスへの当局の理解度、実践力がワカリマシタ…
公衆衛生面では、今後も期待するべからず、と…
教訓
国防面からは、生物テロに対する即応性が脆弱で、ニッポンは全くの無防備状態…?
 
発信源を抑えるべし
目に見えない宿敵コロナよりも、目に見える親友日本経済の萎縮ばかりに気を取られたか…
宿敵ウィルスの姿を確認しても、その後の施策は経済優先志向の下、ウィルス撲滅策は二の次で、感染拡大リスクを帯びながらも人々の往来優遇策を並べ続けるだけ…
 
これが間違いのもと…か?
元凶は宿敵ウィルスの存在であり、壊滅施策が最優先…。生命に致命的異常がない負傷経済の救済策はウィルスの進撃に打撃を与えてから…
成すべきは、第一に感染性ウィルスをコントロール下に置くこと、第二に国民の日常を守ること…なりや? ウィルスのコントロール無くしては何事も行き詰まるだけ…
この順序を誤れば、敵軍ウィルスの侵略域の拡大をただ傍観するだけ…
 
結果は、案の定、実施した施策はウィルスの拡散を促し、ことごとく空振りの連続…
経済的ダメージへの配慮ばかりが目立ったっけ…
無傷のウィルスは全国へと広がり、人々はその猛威に震え上がっている。
 
 
コロナ猛威で
中断した経済活動で生じた損失には
税金で補填という穴埋めでお茶を濁す
何とも不合理な税金の無駄使い…
ヘマな指揮者には一切お咎めナシ…
真に不可解なニッポンの実情…
 
一般家庭の家計なら
生活水準や年収、将来設計に基づいて
大病や万が一に備え
収入が不安定になっても耐えられるように
しっかりと貯蓄に励んでいる
自助努力で…
 
それがどうです…? 企業は
ホンの数ヶ月売り上げが激減すると
明日にでも死にそう…と泣き言をいう
それほどに常態化しているかニッポン企業…
危機管理対応の内部留保はゼロ…?
なんとも脆弱…
大丈夫? 社長サン…
 
これを教訓に
一年程度は自力で耐えられる
危機リスク対応の内部留保を積み増すよう
努力したらどうです、社長サン…
誘導させたらどうです、政治家サン…
豊かなニッポン国を目指して…
 
 
 
的外れな施策遂行で目立った効果が見られず、長引く状況に国内には閉塞感が漂い、経済も縮小、萎縮の一方…
 
だから…
 
当たり前 でしょ!
と 叫びたい…
 
コロナの蔓延ストップに
どのような手立てを講じましたっけ…?
 
第一優先は
何が何でもコロナの猛威に待った!をかけること…
 
Don't you think so ?
 
 
号令の意図は…?
――――――――――――――――――――――――――――――――――
<号令>      ➔      <深読み>
――――――――――――――――――――――――――――――――――
「三蜜回避を…!」と連呼  ➔  その空間にコロナを入れよう!
人は「Go To どこなりへ…!」 ➔ コロナ退治にでかけるの?
更には「GO To 食べよう…!」 ➔ コロナ料理って美味い…かな?
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
と叫ぶだけ…
コロナ対策はアンタッチャブル
 
これではコロナにとっては
壊滅どころか軽微なダメージも受けない…でしょ?
 
抑えるべき”ツボ”を間違えている!
据えるべき”主語”を間違えている!
ウィルスの特徴を復習して、捻りだした有効な手立てを実行しましょ!
 
Don't you think so ?
 
 
―<感染状況>―  (2020年末)
     国内:感染者数      ≒ 235000人     ―第三波突入か
        入院・宿泊療養者数 ≒   17000人
           死者数                     ≒    3500人
     世界:感染者数        ≒ 8460万人    ―近々1億人突破へ―
        死者数         ≒   183万人
 
2021年の新年を迎え、成人式を終えた頃、国内感染者総数が30万人を超え、累計死者数が4400人を超えた。
死者4400人といえば、満員のジャンボジェット機が全員即死の墜落事故を、一年間に10回も発生…と同規模の大変なコト。
実際に入院加療中・療養中感染者数は約6万人余(重症者約900人余)で、人口比ではわずかに約0.05%。余りに小さな数字にビックリ…です。
でも、把握できていない無症状・無自覚陽性者の存在規模は全く不明…が大問題。
本人も感染しても最初は症状がなくて気付かず、無症状陽性者はいつものように動き回り、どこに潜んでいるのやら…との不安感が人々を悩ませ、社会全体に様々な問題を生じさせている。
不幸にも感染すれば特効薬はナシ。自身の免疫力の強さを信じるのみ…
 
2021年1月、ほぼ同時期に、人口集中都府県で、再度緊急事態宣言が発令された。
 
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先ずは、勉強しましょ!
復習しましょ! コロナのことを…
 
 
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通常の生活の中で溢れている多種多様な情報の中から
役立ちそうなコトを集めてみました。
どなたもどこかでチラッとでも見聞きしたハズの情報ばかりです。
 
 
――< お勉強 >――
 
 ウィルスとは
  細菌のような細胞膜がなくて単細胞生物ではないが、細胞の内部に侵入して栄養摂取しながら自身のコピーを作り増殖し、細胞が破裂して飛び出すと他の細胞に侵入してまた増殖し始める。
  侵入細胞内でさらに居心地の良い状態へと順応すべく次々と変身(変異)するので、同一ウィルスでありながら変異種が多く存在する。
  細菌ではないので抗菌薬は効かない。
 
 
種々の微粒子サイズ比較
1.000 000 000 000 000 000 000 000
           m           μ           n           p           f           a           z           y   (m、g等)
          ミリ     マイクロ     ナノ    ピコ    フェムト    アト     ゼブト    ヨクト
     ⇦←―――――――――――――→
        ↖_ 私事乍ら馴染みある領域 _↗
 
 微小物質のサイズ 
   花粉 30 μm    > ヒト細胞 10.0 μm   > 赤血球 8~7μm      > 
   飛沫 ≧5~3μm > 結核菌 3μm           > PM2.5  2.5μm以下 >
        細菌 約1μm   >  ウィルス 0.1 ~ 0.02 μm(=100 ~ 20nm)
 
     飛沫……参照
     サイズ的には、5μm以上を飛沫、5μm未満を飛沫核という。
     飛散距離1~2m。(重いほど早く落下)
     飛沫感染:インフルエンザ、風疹等のウィルス感染症
     飛沫核(空気)感染:結核、麻疹等。
     気体中に浮遊する微小な液体または個体の粒子と周囲の期待との混合体をいう。
     粉塵、フューム、ミスト、煤塵、霧、もや、煙霧、スモッグ等とも称する。
     粒子径は、1nm~100μm程度。
     気体のガス分子は混ざりやすい(拡散しやすい)。
     大きさが1μm程度のエアロゾル粒子は、室内空間中ではほとんど拡散しない。
     沈降速度も非常に小さく、室内では浮遊している。    ⇦ 注目!
     室外への排出は、気流に乗せて室外排出(換気)か、空気清浄機等により除去。
 
 
新型コロナウィルスの基本情報
信頼できそうな情報を整理してみた。
 
(A)新型ウィルスの”寿命 (米国NIH等)                         ⇐ 重要!
   感染力を維持したまま生存可能な時間です。
  ①空気中………………エアロゾル状で3時間以上 ←空気感染リスク時間 ⇐ 重要!
  ②プラスチック面……72時間以内       ←接触感染リスク時間
  ③ステンレス面………48時間以上       ←接触感染リスク時間
  ④銅面………………… 4時間以内       ←接触感染リスク時間
  ⑤ダンボール面………24時間以内       ←接触感染リスク時間
 
(B)主な感染経路
  ①感染者からの飛沫の直接曝露
  ②感染者の排出呼気からの空中浮遊飛沫核の吸入
  ③感染者の落下飛沫が埃等に付着後に乾燥微細化し、舞い上がった空中拡散浮遊物吸入
  ④ウィルス付着面に触れた手で自身の顔等に触れる接触感染
 
(C)効果的防除法  (日常生活で応用可能そうな方法を列記)
  十分な換気………密閉空間が10分程度以内に外気と総入れ替え可能な換気設備や外気との流れを生ずる窓の開放等。
  エタノール………即効性あり。新型コロナやインフルエンザ等のエンペロープウィルスに有効。濃度70%以上で手や小物器具類の消毒に適す(厚労省)が、気化すると引火性があり閉鎖性空間での噴霧消毒は不適。
  オゾン液散布……有効性あり。エンペロープウィルスとアルコールが効かないノンエンペロープウィルス(ノロウィルス等)にも有効。新型コロナに対する有効性は高濃度でも低濃度でも効果が確認され、空間の空中散布・燻蒸に適す。強力な殺菌効果は、細菌の生体成分を酸化し、構造的に破壊するために耐性菌を生じさせない。
     例:CT値330(オゾン濃度6ppmで55分曝露)で、1/1,000 ~ 1/10,000まで不活化。
       CT値  60(オゾン濃度1ppmで60分曝露)で、1/10  1/100まで不活化。 (奈良医大
     例:オゾン濃度0.1ppm、湿度約80%で満たされたアクリル箱に、ウィルス付着ステンレス板を設置。
       結果は、10時間後にウィルスの活性が4.6%まで低下。
       オゾン濃度が0.05%では、20時間後で5.7%まで低下。          (藤田医大
  ④熱湯………………80℃で10分晒すと食器類のウィルスは死滅。      厚労省
  ⑤紫外線……………即効性あり。LED電球で波長285㎚(ナノメートル)の紫外線を30秒間照射で99.9%以上他のウィルスで死滅を確認。コロナでも同等効果を期待できる。(イスラエル)
  ⑥空気清浄機………効果あり。ウィルス除去機能、オゾン発生機能、保湿機能等を保持した空気清浄機をフル稼働。
  ●番外………次亜塩素酸等の消毒法は切れ味鈍く、効果が緩慢。手指消毒は効果期待薄で、消毒後の空間は約1日間の閉鎖が好ましそう…
 
D)免疫獲得
  集団免疫………
    集団の一定数以上が特定の感染症に対する免疫を獲得すること。
    結果的に免疫を持たない人も守られる。
    WHOは、新型コロナの免疫達成には最低でも世界人口の60~70%のワクチン接種が必要とみる。なお、他の感染症で必要なワクチン接種割合は、はしかでは95%以上、ポリオでは80%以上とされる。
    WHOは、2021年1月、「世界レベルでは2021年中に集団免疫獲得できない」と発表。高所得国でワクチン接種が広まるが、低所得国で接種が広まるにはさらに時間が必要と。また、自然感染拡大を放置した集団感染の獲得は死者の急増を招き問題とも。
    ブラジル北部のある地域では既に住民の約60%以上が免疫獲得者との報告も。
    2020年4月、米国NY州知事は、州内各地で無作為抽出された約3000人を対象に実施した抗体検査で、約14%が陽性だったと発表。
  ②抗体持続………感染者の観察で、時間経過とともに抗体は減少傾向とか、5か月間は持続するとかの報告がある。
  ワクチン免疫
    現在、作用機序が異なる複数のワクチンが各国で開発中。
    複数の新型コロナワクチンが数か国で承認され、米英等で接種が始まった。
    一般的には、接種後全員が免疫を獲得するわけではなく、感受性に個人差があり、大半が免疫を獲得するが一部は弱く、一部は獲得しない。新型コロナでも同様と推測。
    感染治癒者とワクチン接種後の免疫獲得者を併せた免疫獲得者が、WHOが目標とする70%レベル以上に達すれば、新規感染者数が減少に向かい、ワクチン接種は成功か…との見方あり。
  (日本)
    日本では、優先順位に従って、2~3月頃からワクチン接種が始まりそう…
    日本の新薬承認基準では審査期間は数年…とされるが、2020年12月に申請された第1号ワクチンは、早期承認を見込んで早ければ2月下旬以降から接種可能な手順が準備中のようで、通常の製造承認基準から外れたVIP並みの特別扱い…
    申請見込みのワクチンは複数あり、膨大な申請データから、人種間の感受性差異を含め、有効性・安全性を超短期間で読み切れるか…
 
速報(2021年1月20日
 ① 厚労省は、早ければ2月15日に専門部会を開催し、「特例 承認」の可否を決定の見込み。承認されれば2月中旬から、同意を得た医療従事者への先行接種を開始見込み。
 ② 厚労省は、20日ファイザー社製ワクチン7200万人分の供給を年内に受ける正式契約締結を発表。当初の予定「6月末までに500万人分」の内容とはやや異なる。
 
 
マスク情報
※世界最速スパコン「富岳」飛沫計算結果:
マスク
  医療用マスクは浮遊飛沫をほぼ阻止したが、市販マスクでは不織布マスクよりも機能性が劣る布マスクでは浮遊飛沫を2~3割も吸入する。 ⇒ 感染防止効果が弱い。
  (自身が咳)…不織布マスクよりも劣るが、布マスクは7~8割の飛沫をキャッチ。
         素材は、綿よりもポリエステルが優れていた。
  (他人の飛沫)…医療用マスクはほぼブロックできた。
         顔との隙間が生じる不織布マスクは、大きい飛沫は捕捉できるが、小さな飛沫の捕捉は限定的だった。
  つまり、一般的なマスクを着用していても、自身と他人の放出微細飛沫の吸引リスクは避けられない、とうこと。  (神戸大、理研
フェースシールド
  (1m離れた感染者が正面でくしゃみをしたら…)
  くしゃみの気流が複数の渦巻きを作りながら、フェースシールドの下端から飛沫が2秒後には流入し、呼吸時に鼻から4.4%が吸い込まれた。マスクも併用されたい。(福岡大)
  フェーッシールド着用者の放出する大きな飛沫は捕捉できたが、小さな飛沫は漏れ出た。 (神戸大、理研
   フェースシールドは見た目の恰好だけ  ⇦ 忘れるな!
感染防止効果は気休め程度か…
”コロナ除け”と安易に信用すべからず! ⇦ 肝要
 
マスクの種類
N-95マスク
  約0.3μm以上の微粒子を95%以上捕捉する。 呼気漏れは10%以内。
  問題は、実際の医療現場でも、無防備すぎるほどに非使用者が多いコト。
サージカルマスク
  医療現場で汎用されるタイプのマスクで、5μm以上の粒子を捕捉する。
  微細飛沫の吸入感染リスクには無防備。
  三層構造。帯電性を有する中間層がフィルター機能を発揮。
  スパコン計算によれば、大きい飛沫には効果があるが、微小飛沫への効果は限定的。
・他のマスク
  花粉、埃、砂塵等の大粒子程度なら概ね捕捉可能だが、過信は禁物。
 
 アベノマスク:大人の顔サイズに比してミニサイズで、フィルター性能が劣る布製で、異物が混入する不衛生さで…、そんなマスクでウィルスから身を守ろうと、市中にマスクが再度出回り始めた頃に、260億円もの経費を使って、強制的に無償配布したこのマスク… 施策に歓迎の声はほとんど聞かれず、科学的、客観的にもいい加減な施策だった。主な関係企業は4社だったとか… この件もアイディアマンの責任は不問。実に気楽な世界です。あの経費が実にもったない…
 
マスク製造基準マスク等の個人防護具の製造基準が、米国にはあるが日本にはない。
 

                f:id:nijino-kakehashi:20210122200018j:plain

(例) N-95マスクの外箱
機能や性能面に関して様々な情報が記載されている。
 
  ① 個人防護具(PPE)の素材基準(米国)
   *個人防護具:マスク、ゴーグル、手袋、ガウン等。
   <素材条件……米国試験材料協会(ASTM)
医療用マスクの素材条件(ASTM F2100-11)
       特性        レベル1    レベル2    レベル3
    細菌ろ過率(%)      ≧95     ≧98      ≧98
    微粒子ろ過率(%)     ≧95     ≧98      ≧98
   呼気抵抗(mm H2O/c㎡   <40     <50     <50
   血液不浸透性(mm Hg)    80     120     160
     延燃性        Class 1             Class 1              Class 1
   *ASTM F2100-11:Standard Specification for Performance of Materials Used in Medical Face Masks. 2011
 
*最近ろ過率(BFE):細菌を含む、平均約3μmの粒子がろ過された割合。
*微粒子ろ過率(PFE):平均約0.1μmの微粒子がろ過された割合。
*2020年5月頃に、中国製マスクが基準に不適な粗悪品として輸入禁止に。
  間もなくマスクが枯渇状態の日本国内では、急激に市中に出回り始め、中国各団体からの贈与との美談?も…
米国で拒絶後の時期に出回り始めたマスクの多くは made in china のようだったが…
 
  ② 呼吸器防護規格(NICSH)基準(米国)
   <米国呼吸器防護規格……米国試験材料協会(ASTM) 各性能を捕捉率(下限)で規定
      フィルター性能      捕捉率 (%)        テスト粒子
               低(≧95%)  ~  高(100%)
   N 耐油性なしの規格  N95   N99   N99.97  エアロゾル化した塩化ナトリウム
   R 耐油性ありの規格  R95    R99   R99.97    エアロゾル化したフタル酸ジオクチル
   P 防油性ありの規格  P95    P99    P99.97  エアロゾル化したフタル酸ジオクチル
 
* 医療現場では耐油性は求められず、N99やN100は呼気抵抗性が高くて日常の使用に向かず、通常はN95マスクが選択される。
* 日本ではこのような厳格な基準がなく、新型コロナ騒動以前から大半の市販マスクは米国基準に準拠していた。
 N95マスクも薬局等の店頭で市販されていた。
* 今回の新型コロナウィルス禍で市販マスクが姿を消し、再登場し始めると状況が一変したか…
 多種多様なマスクが登場しているが、2020年以降の日本の市販マスクはどのような製造基準なのやら…
 フィルター性能的には??が付きまとう。
 
 あれダメ! それダメ! そのマスクも…
 呼吸し辛い、蒸し暑い、可愛い、お洒落…なんて騒いでいる人たちって、アレ 何…?
 マスクとは、ウィルス、細菌、微粒子等からの防護を期待するアイテムでは?
 それとも、使い方が悪く、防護機能が怪し気でも、恰好だけで満足? 納得?
 不織布マスクよりもフィルター能力が劣る布マスクを手造りなんて…
 しかも、マスクを正しく装着できていない人たちの多いこと…      知ってる?
 
 鼻頭や口元だけを覆ってれば それでOK…だって?
 顔面との隙間から、呼気は駄々洩れ、吸気はマスクを素通り…      知ってる?
 ぶかぶかマスクや、不織布マスクよりも機能が劣る布マスクで満足したり…
 それじゃぁ コロナに無防備同然…                  分かってる?
 えらぁ~いサンや学者サンでもそうなんだよねぇ… ふぅ―――     気付いてる?
 
 あぁ~ぁ、マスクの意味を理解できていないニッポン人の多いこと…
 マスクひとつ、正しく使いこなせない君、 きみ、 キミ…
 ウィルスにとってはまるで天国… だから、簡単に忍び込めるぞぉ~
 これがニッポンのレベル…  ニッポンの現状…
 そこまで落ちたかニッポン人… 嘆かわしきかなニッポン人…
 
 あな 恐ろしや おそろしや… 
 ナムアミダブツ アーメン クワバラ クワバラ ……
 
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政治家サンは、その点いいですねぇ…、何でもハンタイ!がお仕事で…
妙案の対案を考えなくてもいいンですから…
 
 
― * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ―
 
でも考えましょ、今回だけでも…
先ずは腑に落ちないコトからでも…
 
 
――<矛盾・疑問>――
この新型コロナ騒動への対処には
何よりも
疫学的思考をベースに対応策を練ることが肝要かと…
 
その一:『モグラ叩きゲームは効果的?
感染者が発症し、症状を訴えて初めて感染の有無を検査する。
陽性なら入院・隔離措置を講じ、さらに濃厚接触者を探し出して検査する。
 
つまりは…
陽性者を探し出してポコッと叩く…
あっちでポコッ! そっちでポコッ!
まるで「モグラ叩きゲーム」のよう…
 
従来から実施する結核患者発症時の対応手法で今回も実施中の、発症や異変に気付いてから行動する「モグラ叩き」手法…
今回に当てはめると、対応順序、手順に問題ナシ?
感染者の確認までの期間に、すでに多くのウィルスが拡散します。
拡散は、倍々ゲームのネズミ算式の拡散です。
 
でも、「モグラ叩き」ではコロナを抑え込められません。
だって、ウィルスが暴れた証拠を後追い確認しているだけだから…
ウィルスは、分身の術でもうどこかへ転居していますよ。
まさに、「労多くして 功少なし」、気付いた時には「時 既に遅し」
 
隠れん坊のように
見ぃ――っけ!なんて
遊んでいる場合ではありません
 
先ず優先すべきは
新型コロナの撲滅・予防策の実施…
でしょ?
ウィルスには、兆候の早期察知が…
対処には、先手必勝が必須…
 
ローラー作戦のように
片っ端から検査を実施…
これを軸に隠れん坊をしましょ!
 
そちらサマは どんな妙案をお持ち…?
 
 
その二:『異議あり! 政府の諸施策に…
旗振り役諸兄は、具体的な感染回避策、その代替策、根拠に基づく効果的な規制期間…等々を示さずに、ただ「動け!」、「過疎で!」の号令ばかり…
故に庶民は右往左往… 日常の秩序は崩壊し、社会は混乱するばかり…
こうすればコロナ禍が確実に減少するヨと、具体的な方法や手順を提示したら…?
 
(1)三蜜の回避を…だって?
コロナ猛威は一向に沈静化の兆しが見えないンだけど、ホントに有効な策と信じているンでしょうかねぇ…
  ・どこでも同一基準で? 場所や環境により異なるハズ…  Why…?
  ・画一的な一律の三蜜回避は混乱を招くだけ…
   状況に応じた柔軟な案を例示したら…?
     密度:過疎地と都会、       空間:野山・公園等の野外と屋内、
     屋内:換気設備有無とその能力、  集団:適切な人間距離、
     個人:一人当たりの空間容積や専有面積…等々
   これらの融通性のある判断基準があれば混乱も減少していたかと…
  ・それでも通勤電車等は難しい… 数日間の一斉運行停止という切り札もあるが…
 
大きい飛沫の飛距離は1m程度… 微小飛沫は空気中を漂います。
期待できそうなのは新鮮外気との強力換気か、オゾン燻蒸、紫外線照射…
 
(2)マスクの着用を…だって?
  ・製造基準がない日本のマスク…  大丈夫? どれも効果は同じ…だとでも?
  ・性能・機能無視で好き勝手に作って使って自己満足のニッポンジン…
  ・基準に不適な中国製マスクを輸入禁止処分にした米国のように、ちゃんとした製造基準に合致したマスクの流通を促すべきかと…
 
  先ずは周知させるべきでは? マスクの性能、正しい使い方を…
 (あれダメ! それダメ! そのマスク…)
   TV画面でも、ショッピング店でも、電車内でも、街中でも…
   医療専門者もお偉い政治屋サンや各界のリーダーも、親も子供も、先生も生徒も…
   口と鼻と顔面をキチンと覆っていない間違ったマスクの使い方の人たちの多いこと…
   その姿は、単に鼻頭や口元をマスクで覆っているだけ…     ⇦ 大問題!⇧
   サイズ的にもブカブカ…、隙間だらけでフィット感ナシ…!   ⇦ 大問題
   感染防止目的が微塵も感じられない。
   これでは、感染拡大の阻止ではなく、拡大への要因にも…
   これでは、他人の視線を気にしての単なる恰好付けだけのよう…
 
   あぁ~あ なんと無知、無関心な人たちの多いこと…
   あぁ~あ 哀しきかな ニッポンジン…
 
今からでも決して遅くはない…!
 
ちゃんとしたマスクを 
目元から顎先まで
鼻と口元を
隙間を塞ぎながら
すっぽりと覆いましょう…!
 
新型コロナ感染が怖い方は…
 
(3)『Go To 食べよう!』から飲食店は時短営業を…!だって?
  政府は、『Go To 食べよう!』で、陽性感染者にも割安チケット付きで勧誘した。
  コロナ対策は、ここでもコロナ問題よりも、経済問題最優先で…
  予定通り?に人は動き、コロナ禍が全国で蔓延し、その元凶として飲食店がやり玉に…
  その推測の正しさを示す明瞭なデータの存在は曖昧なままで…
  悪玉扱いするにしても、店舗に強いダメージを与える営業制限の強制だけではなく、自助努力による営業継続の道筋も併せて提示するのが本来の筋…では?
  ともあれその結果、1店舗一日6万円の税金無駄使いが発生した。
  GO To 推進責任者にはお咎めなしで…
  ひょっとして、沈滞した経済界を一時的にでも活性化した…と、表彰状でも頂戴したか…
 
  ・すべての飲食店を画一的に規制するって?      Why…?
    ➔ 飲食店がコロナ蔓延の震源地…ってどの情報? イメージだけ?
  ・蔓延の主因が午後8時以降の飲食だって…?     Why…?
    ➔ 午後8時以前と以降の飲食時で強制するほどの差があるとでも?
  ・なぜ飲食店だけがやり玉に?
    ➔ 劇場、映画館、遊技場、大型店、商店街、観光地、通勤電車等々は軽微…?
      論理的、科学的なデータで説明を…
  ・『Go To イート』の掛け声と矛盾するようだが、合理的な整合性ってある…?
 
 (対案)……専門家でも関係者でもない素人が抱く素案……
  ・現状では、一般的に飲食業界は空間が狭小容積で密閉状態…かと。
    具体的な改善指導基準を策定。必要投資を補助。
    クリアすれば、フリー営業に…
  ・改善例:閉店中…空間散布消毒を行う。
       従業員…まめにPCR検査を受け、常時マスク装着
       開店中…入店客の検温等
           室内に外気との空気の流れを確保
           窓やドアを開放
           強力換気装置をフル稼働
           オゾン発生器のフル稼働
       設備……排気口内の空気消毒(紫外線灯)
       店内……客席を半減等の設備改善
           相互飛沫曝露防止装置の設置 …等々。
 
  税金で減収補償するなら、砂漠に水を撒くような損失の穴埋め的な使い方よりも今後に有効な使い方かと…?
   
(4)Go To ・・・で、誰彼なく全国津々浦まで徘徊すべし!…だって?
  ・健常者だけではなく、無症状感染者も、陽性者も、皆揃ってGo Go Go…
   感染者は、各地でウィルスを撒き散らそう…! 分かりっこないから…
   補助金出すよ、安上がりだよ!と大きな掛け声が聞こえてくる…
   人が動けば金が動き、物が動き、経済が躍動し、経営者が儲かる…
   さぁ 出かけよう! 食べて飲んで騒ごうよ…
 
   コロナ撲滅への対策ナシ…だったので、予定通り?に、全国でコロナ禍が渦巻いた。
   これも想定内といえば想定内…か?
   簡単に感染するひ弱な肉体が悪い。 ダウンし、命を落とす弱体な身体が悪い。
   生物進化論的に考えれば、自然淘汰の流れに沿っている…って?
 
   どこかが狂っていませんか?
 
   間違いは…
   無症状感染者を除外することなく、奨励金付きで自由に徘徊させたコト…
 
 
その三:『主語を間違えている!
新型コロナの猛威を恐れ警戒して、社会全体が過剰に委縮しています。
信頼に足る明確な指針が提示されることもなく、新型ウィルスの脅威にただ恐れおののいて社会全体が委縮してしまっている…
そんな現状に対応すべき各界の指導者は対応すべき主語を取り違えていませんか?
 
経済の底知れない沈降に、専門家?諸兄の提言を受けて、政治家(屋)諸氏は、(感染が広がり、死者が増加しても)経済振興最優先だ!とばかりに「Go To ●●」を奨励した。 これぞ切り札! これそ妙案!…と。
旅行業界に活を! 観光業界に活を! 宿泊業界に活を! 飲食業界に活を!
旅行に出かければ補助金を出します。割安に旅行できます。
耳に響く心地よいメロディーに、ヒトは動き、経済が動く…
 
新型コロナ感染者であろうと非感染者であろうと誰でもOK…
無症状であろうと感染者なら第三者に感染させ得る。
そんなコロナ蔓延ハイリスクな状態が全国津々浦々に拡散していった。
でもそんなことよりも景気浮揚が最重要…
主語は『経済』…
 
何か、どこかちょっとヘン?…じゃぁない?
「コロナ退治」はどこに消えた…?
 
その結果、大きな第三波が発生した。
流行性感染者を、制限なく自由に徘徊させれば、当然、病魔が蔓延する。
分かり切った論理である。
それでも「経済」を主語に置きたい裏事情でもあるのだろう…
さすが専門家サン、さすが政治家サン…
悲惨な結果を知って、ただ涙する非力な吾ら庶民たち…
 
 
その四:『緊急事態宣言発令』は事態悪化前に…
2020年末頃には感染状況の悪化、医療体制の崩壊懸念…等々で状況が逼迫する事態に追い込まれてもなお政府は緊急事態宣言の発令を躊躇し続けていた。
なぜだ…?
国民の健康環境を損ねても、国民に我慢を強いらせる裏事情とは…?
感染ウィルスを封じ込めるには、現況から半月先の状況を先読みするのが必須かと…
なのに、なぜだ…?
 
一年延期された東京オリンピックが迫っている。
国民生活の維持が優先か、一大イベントの遂行が優先か…
コロナ対策は遅れるほどに受けるダメージが深くなるが…
 
2021年1月、成人式も過ぎた頃、人口集中都府県に”限定”して2度目の緊急事態宣言が発令された。
今回も状況の悪化傾向を見定めてから…となった。
ウィルス相手には遅過ぎるタイミング…
規制内容も初回よりも緩やかだ。
 
流行り病のコントロールは、未来の状態の早期察知に基づく早期行動が鉄則…
日々届く数字は過去の実態だ。
ぜぇ~んぜん理解されていないご様子…  委ねていてもホントに大丈夫…?
さて、その効果のほどは如何に…?
 
 
その五:『狙いは新型コロナウィルスだ!』
社会の平穏、公衆衛生の維持…が政治の使命でしょ?
それを搔き乱す出来事が起これば、その要因を探し出して無害化へ誘導するのが政治…
国民、庶民の日々の平穏な日常を維持発展させるのが政治…
でしょ?
 
現在までの施策は、経済団体・組織…への救済策一辺倒…
困窮度には無関係に、各種一時支給金をばらまいたり…
 
これで、新型コロナの猛威が治まるとでも…?
コロナ騒ぎが収束傾向を示さない限り、これらの資金は砂漠に打ち水するようなもの…
そんなムダ金をどこから捻り出せるのやら…
 
お偉方がやる施策はどうもピンボケ過ぎるように映るのだが…
コロナ猛威が拡大し続けるのは、予防策の効果が見られないから…
新型コロナウィルス撲滅策って何かありましたっけ…?
 
 
その六:『先手必勝!』
感染性ウィルスからの適正な予防策を講じるには、少なくとも半カ月先、1カ月先の状況を予測し、その対策を即時実施することが肝要…
ウィルスの存在~感染~潜伏~発症~検査~確認・隔離……の時間も考えて…
                ↘二次感染~潜伏~発症~検査~確認・隔離…
                           ↘三次感染…
実施に躊躇は厳禁!
一時の躊躇は、ウィルスのネズミ算式増殖には十分過ぎる時間…
 
現実も、もう… 待ったナシ!の状況か…
このままでは、日本経済も、庶民の日常も、以前のように維持でなくなりそう…
流行性新型コロナをコントロール下に置き、収束に向かわせるための”妙案”(後述)を捻ってみました。
コロナに対して直球勝負です。
皆さんの、建設的なご提案は如何に…?
 
 
その七:妙案!『仮設専用病棟を全国に設置!』
中国武漢市では、感染症対策の専用仮設病棟をわずか一週間で設置し、全国から医療団を呼び集めて運営開始させた。
我がニッポンでもできるハズ…
 
医療崩壊の悲痛な叫び声が聞こえている…
 
足りない、足りないは 工夫が足りない」は、戦中戦後の物資欠乏期に国民をなだめるたに国中で唱えられた魔法のお呪い…
今のコロナ禍の混乱でも通用しそう…
 
先進国ニッポンの平均的知力はまだまだ健在のハズ…
知力の効率的な再結集の機運が整っていないだけ…
全国医療機関で潜む人的余力を呼び起こし、効率的に再結集すれば忽ち懸念払しょくできよう…
号令し、牽引すべきリーダー、アイディアマンが存在しないだけ…
 
なにゆえに、医療現場がこれほどまでに追い詰めらえたのか…
コロナ禍前には、種々の病態と感染者数に見合った各種規模の医療施設が設立され、バランスが保たれていた。
ところが2020年の一年間に、新規未確認ウィルス感染症患者が突然約30万人も現れた。
どんな分野だってそれほどの大人数が押し寄せれば一瞬で機能マヒに陥るのは必定…
(無策…)
一年前までは無かったのに昨年一年間に突然年間30万人もの新型流行病が発生した。
だから、専門病棟やスタッフ・医療施設が完全に不足することは、簡単な算数なので誰でも理解できるハズ…
それなのは、何も手を打たないのは監督部署の重大な落ち度…
むりやり強引に既存施設に押し込めて医療現場に対応させようとする役所が悪い…
医療崩壊は人災か…
感染性の陽性患者…です。 即刻隔離以外に手段はなし…
感染者の自宅療養・待機なんてナンセンス! 言語道断の安易な回避だ…!
これも医療崩壊が叫ばれる所以…だ。
 
 
見るに見かねて私案を練ってみた。
 
妙案!?)
先ずは新規の仮設専用病棟を全国に充足させるべし! 待ったナシで早急に… でも逼迫地域が最優先…
全棟、減圧の病棟です。入口出口は一方通行。前室・後室併設。排気消毒設備アリ。各所完全シールド態勢で。
仮設病棟:規模は、ざっと見積もって、現在の把握患者総数(約6.5万人、重傷者約1000人弱)の2~3割規模の増床で病床数逼迫の現状を打破できるだろうか…?
ならば、緊急増設病床数は約1.5万床が目標だが…
 47都道府県に均等に割り振ればそれぞれ約300床…
 各都道府県では地理的にも数ヵ所の開設が必要だろうから、一か所では…?
それまでの時間つなぎに、自衛隊野戦病院設備の転用も緊急対応の一案かと…
スタッフ:医師、看護師等の医療団は、全国から施設規模に応じた一定割合(5~10%)の人員の派遣を依頼し、ローテーション制度で任務に当たっていただく。
短期間の少人員提供なら既存病院の負担も許容できるかと…
 
※降って湧いたような多数の新規感染者を収容するには新たな専用施設の設置が必須…!
 常時数万床の余裕なんて既存病院にはあり得ません。追加増設は不可避…
 ホテルの借り上げなんて浅はかな逃げの一手…では?
 これには国の主導が不可欠です。
 
 医療崩壊問題は、受け皿を準備せずに全てを現場に委ねようとするオ役人や政治家サンが悪い!
 感染者数を増やしてでも、経済重視に動いた政治家サンが悪い!
 国民の血税をコロナ対策に回すなら、各種損失補償施策などよりも、簡易医療施設増設投資のほうがはるかに前向きな使途…
 
 
その八:妙案!『全国民にPCR検査を義務化』
目的は、感染陽性者の早期発見に尽きる。
妙案
全国民と国内滞在外国人を対象に、年に3~4回程度無償のPCR検査を義務付ける。
非感染なら次回検査は約3ヶ月後を目安に再検査…
入国者全員にも検査を義務化する。
国は、約3000万件/月の検査体制を完成させる。1億人/3ヶ月の検査のペースである。100万件/日、2万件/47都道府県、のペースになる。
検査検体数、検査センター数は人口比に応じて増減しながら…
 
そして、陰性確認者と免疫獲得者には「通行手形」(後述)を交付し、全国的な行動を容認する。 手形を見た人たちの安心感もひとしおだろう…
陰性該当者は国民全体の99.9%以上…
なので、社会がコロナ以前の状態に戻るのは必然なり。
 
このシステムで今後もコロナの発生動向を早期に把握できそう…
税金の使い方も、休業補償の発想よりもコロナ対策にははるかに有効でしょう…
 
吉報!)
2021年1月中旬、広島市が中心部4区の住民屋久60万人と従業員約10~20万人の希望者を対象に、感染の有無を知るPCR検査を無料で実施する、と発表。
無症状の感染者を早期に発見し、感染拡大を未然に防ぐのが狙い…と。
 
我が意を得たり!!だ。 本来は国主導で全国規模で実施すべきだが…
この無償検査が定期的に実施されれば文句ナシ…!
 
 
その九:妙案!『令和通行手形携行の義務化』
(問題)
無症状感染者も、軽度発症初期感染者も、無感染健常者と同等に全国津々浦々を自由往来できる現状が尋常ではない。                  ⇦ 大失態…?
感染者が動けばそれだけコロナが蔓延する。        ⇦ 主たる原因
密集=悪(発生源) ではなく、陽性影武者からの感染拡大を恐れているだけ…
 
故に、コロナ防疫対策なしの「Go To ナントカ」は特定経済界へのサポート策に過ぎず、国民には最悪施策である。
感染者と健常者を早期に識別し、感染者の行動を規制すべき…が大原則かと。
圧倒的割合の陰性者のみが自由行動すれば、ほぼ以前の日常が戻ってくるだろう。
 
妙案
全国民と居住外国人を対象に、大規模のPCR定期検査を実施する。(前述)
陰性者には「非感染確認証通行手形」を発行し、移動時には携行を義務化する。
手形は、行動日の前日までに発行して…
有効期間は3ヶ月程度か…
 
 
その十:妙案!『消毒・換気のコツ』、『マスクの正しい使い方』を周知…!
1.消毒法
 1)空間燻蒸
  (1)散布消毒
    ① オゾン燻蒸……時間効果の面から好ましい。
       高濃度ではより短時間で、低濃度でも数時間~半日程度で不活化する。
    ② 次亜塩素酸……効果が弱く、推奨しかねる。
            半日~一日程度の空間密閉待機が求められる。
    ③ エタノール……即効性があるが、気化エタノールの引火性が高く要注意。
  (2)循環消毒
    ① 空気清浄機……オゾン発生機能と過湿機能がある空気清浄機をフル稼働。
  (3)紫外線照射
     不活化効果が高いが、皮膚、眼等への障害に要注意。死角エリアには適す。
 2)手指消毒 ………手のひら、手の甲、手首、指先までしっかりと消毒を!
   ① エタノール(≧70%)……即効性あり。速乾性も高く、使いやすい。推奨。
   ② 各種ジェルタイプ…………使用感で劣る。エタノール以外は即効性が弱い。
   ③ 石鹸…………………………効果に定評あり。
 3)平面払拭消毒
  (ダメ!
     消毒作業のつもりで、テーブル、椅子、ドアのノブ、床、手すり、調度品表面等々をゴシゴシ…とこすっているでしょ?
    それって、コロナ相手にはあまり役立っていないンだけど、ご存知でしたか?
    専門家の方でも無意識の方が多いンです。
   (推奨
    ▲払拭方向は一方通行!、同一方向!…で。
     必ず一定方向を厳守。往復運動は効果半減…
     ほとんどの方が左右にゴシゴシ…と拭いているが、コロナには不適切。
   (理由
     汚染物質は雑巾等の進行面先端に一列状に付着しており、進行方向を逆にすると、汚染付着物列の一部が剥がれて清掃面に付着して広がる。
     この往復運動を繰り返すと、点状の汚染源が面上に広がる。
     故に、払拭時には①片道方向の繰り返しか、②雑巾の先端部を払拭面に触れないように徐々にずらすか、③雑巾を折り返して他の新たな払拭面を使用する。
 
  このような方法で消毒作業を実行している方ってほぼ皆無かと…
  なので、消毒不完全を前提とし、どこででも接触感染リスクが存在する、とわきまえておくコトが肝要。
 「消毒しています!」は「”不完全”と承知しておくべし!」と理解すべきです。
  ウィルスは、種々の金属板、プラスチック板、紙の表面で数日間も感染力を保っているンです(上述)。
 
2.換気
国のガイドライン推奨の換気方法(30分間隔で窓を全開)よりも効果的との報告をもとにまとめた。
  A. 外気との総入れ替え
   a. 排気設備をフル稼働。なるべく短時間(10~15分程度? 種々報告)で外気と入れ替える。
   b. 大型建物では、出入り口を常時開放と、換気設備のフル稼働。空気の流れを保つ。
  B. 外気との気流発生 ………一定方向への気流の発生がポイント 
   a. 対面する2か所以上の窓・ドアの開放。
     (条件)136㎡、35名在室の講義室で、前方窓5cm開放、後方ドア10~50cm 開放。
       (効果)空気入れ替えに要した時間:18~23分。窓とドア全開では約20分。弘前大―
   b. 上下階の窓の開放
   c. 換気扇のフル稼働
   d. これらの組み合わせ
 
3.マスク使用法  ………(一部上述)
  TV画面でも、ダメ!マスク姿で情報発信しているお歴々方の多いこと…
  例外はこーいっけサン。いつもピッタリマスクをきちんと装着されて登場する。
 1)ハイリスクな”それダメッ!”例                ⇦ 大切…!
   各界の重鎮、専門家、保健所・検疫職員、医療従事者…等々さえもアウト例あり。
   街中でも、紳士淑女、ヤングママ、先生生徒…等々の、印象的にはほぼ半数がダメ!タイプ… コロナ蔓延の一因になっているかも…
   ダメタイプを分類してみた。顔サイズに合わないマスク使用も一因かも…
  ① 顎ちょい掛け型
    顎だけを覆い、口や鼻は丸出し…
    マスク使用の意図不明。外見的には無精者…の印象で極めてダサい。
  ② 口隠し型
    口だけを覆い、鼻部分が丸見え状態…
    人格的には、外見だけでも恰好を付けたがる見様見真似タイプか…
    通常、呼吸の大半は鼻部呼吸で、機能面的にはほぼ無意味なマスク着用例。
  ③ 鼻穴隠し型
    鼻頭(鼻尖)ちょい乗せ型。
    口と鼻頭を軽く覆うだけで、肌との密着性ほぼゼロ…
    以前、呼吸量の約半分弱は肌との隙間から…とのニュースも流れた。
  ④ 表裏無頓着型
    表と裏を逆のままマスクを着用のタイプ。
    構造面からも、リバーシブルなマスクってあり得ないかと…
  ⑤ 寸足らず・ブカブカ
    顔サイズに比してミニ過ぎたり、ブカブカでずれたり…で、ガードできていない。
    ミニは太めのオジサン、ブカブカは子供や小顔ヤングに多い…かな?
  ⑥ 低コスト重視型
    花粉除けならOKの廉価マスク。ウィルス防御は期待できない。
    マスクは、捕捉可能サイズが小さいほど高性能、高価格…
 
 2)推奨使用法
  ◆ 目的重視型                        ⇦ 大切…!
    顎~口~鼻尖(鼻頭)~鼻背(鼻筋)~鼻根(眉間部)までをすっぽりとマスクで覆い、鼻筋や頬等の顔肌とマスクの間に隙間が生じないように密着使用する。
    マスクは、使用目的に沿った性能のマスクを着用する。
    花粉や製材・石材等の加工時の粉塵サイズは大きく、ウィルスあ極小サイズだ。
 
 
 
 さぁ~て 皆さん… 
 
 
日常的に流行性新型コロナと接し得る多くの一般庶民の常識的な意識の向上が現実となって行動に反映されれば、あれほど猛威を振るったコロナの勢いも衰退の一途をたどることでしょう…
これで国民も、経済界も、以前のような日常を取り戻せるでしょう。
治療薬としての特効薬の出現までにはまだまだ時間が必要のようですが、近々予定されるワクチン接種は、強力な援軍と期待されます。
期待される目安の集団免疫獲得までの道のりはまだまだ先のようですが…
 
 
妙案ーまとめ―
◆現状再認識:   (20201年1月中旬 現在)
  累計:陽性者数≒30数万人。退院・療養者数≒25万人。死亡者数≒1000人弱。
     死亡率≒0.3%
  現在:陽性者数≒  6.5万人。
  人口に占める割合:累計≒0.25%。 現在患者数≒0.05%
 
A) 定期的全員PCR検査制度を導入。
B) 非感染通行手形の携行を義務化。国内広域移動の事前許可制を導入。陽性者の行動制限。
C) 感染者用簡易病棟を全国に緊急新設。各医療機関から一定割合の従事者派遣を義務化。
D) 定期検査一巡後に、大多数の日常活動制限を撤廃。種々の制約、支援金制度を廃止。
E) 再教育を! 好ましい消毒法の周知徹底。
F) 再教育を! 正しいマスク着用を周知徹底。
G) 異論者には更に優れた対案の提示を求め、改善への行動を促す。
H) 基本的スタンス、心得:予兆を極力早期に察知し、決断は迅速に! 
 コロナ禍への対応策は、第一に「コロナ撲滅」、「公衆衛生確保」であり、「経済」、「国民生活」等は二番手以降の課題である。
 
 
心得
※ 基本:対策を迷ったら、リスクが小さい方を選択しましょう。
 
<個人レベル>
イ.マスク:種類はいろいろあれど、ガードは大粒飛沫程度… 無いよりはマシと心得よ。
      正しい装着を怠るな。
ロ.フェースガード:本人の大粒飛沫を捕捉する程度。恰好付けだけ…と心得よ。
ハ.有効消毒・浄化法エタノール、オゾン、持続換気。 他は気休め程度と心得よ。
      空気清浄機のフィルター清掃を怠るな。
 
<公衆レベル>
ニ.有効消毒・浄化法エタノール、オゾン、持続換気。 他は気休め程度と心得よ。
        好ましい消毒法を積極的に啓蒙。
   閉鎖空間:換気設備の改善、閉鎖空間消毒徹底を促す。換気速度は短時間ほど良。
        空気清浄機のフィルター清掃を。
ホ.新型コロナ:変幻自在の変異が得意。3時間以上空中浮遊すれど、紫外線でほぼ即死。
        全員対象の定期的PCR検査を実施。
ヘ.受入れ態勢:仮設病棟増設。 スタッフ供出仕組みを構築。
ト.行動制限:陰性者と回復者への通行手形交付・携行義務化。周囲も安心。
        広域交通網を一時停止。
 
 
※ 蛇足ながら…
昨年のコロナ騒動で、マスクや消毒用エタノールが薬局等の店頭から忽然と姿を消したあの時期でも、常時ストックの予備品を久し振りに放出して、我が家では全く影響なし。
直感的にハイリスクな場に遭遇した場合に備えて、N-95マスクも常時携行している。
これらのマスク、使用後はエタノール蒸気充満の密封ポリ袋で消毒保管し、再使用。繊維構造にダメージなし。
現在、コロナ蔓延自衛対策で、仕舞い込んでいたプラズマクラスター機能付き空気清浄機を3室でフル稼働中…
 
 
★ これらの内容を手掛かりに、さらに良き提案が提起され、検討され、新型コロナ壊滅への近道となれば…と。
  最低限、マスクは正しく使いたいですね。
 
 
★ まとめ方が拙い点は失礼。本意をお汲み取り願えれば深謝。
★ 状況は刻々と変化します。 上記内容を手掛かりに最新情報のご確認を…
 そして、コロナ禍が収束するまでは、科学的、論理的に、より正当な新型コロナウィルス感染予防対策に努めましょう。
★ 本記事は、文体、文調、表現、構成…等々に、一部未校了を残す。
★しばらくは、状況により投稿後の加筆・修正がありえます。
 

 

効果的な対策は何から…?と問われれば、すぐ実践…は2つ。

一つは、国内在住者全員への「定期的検査」の実施と「通行手形」の交付。

一つは、医療界のハードとソフト両面のフル稼働を目指します。

 ハード面:可能な受け入れ施設の早急な拡充。

 ソフト面:人的余力がなく重症者収容力がフル稼働できない施設への必要人材派遣制度を至急に設置。陽性者の受け入れ困難な医療施設には、規模に応じて一定割合(≦10%?)の人員派遣を課して、受け入れ側にはコロナ対策への人員シフトを促す。

 

状況は、刻々と変化します。

本稿が、突然降って湧いた今回のコロナ騒動…の最前線で日々対応に追われている各領域の諸兄へのお役立ち情報やヒントが見つかれば幸いです。

妙案の改訂版出現も期待しつつ…

今夏に予定される東京オリンピックを、お互いに、存分に楽しみたいですし…ね。

もう、模様眺めの時間的余裕はないかと思います。

 

 ※ 2万余字の長文をお読み頂き深謝。

※ 約1年間に渡り、その時々の状況に触れつつ、コロナと防御を主テーマに記してきた既報一覧の目次ページこちら)からどうぞ… 

 

庭:初秋の花々

昼も夜も、「秋だなぁ…」とようやく感じられる季節になってきましたねぇ。

人間なら、衣替え♪…とか言ってすぐに衣服を着替えて季節に合わせられますが、植物はそんな芸当はできず、じわぁ~り…と超スローな準備を整えますよね。

 

暑い、暑い…と日々ダラけている人間様を横目に、植物はどんなに暑い日が続いても、やがて心地よい秋がすぐそこまで来ているから…と、秋への準備をゆっくりと整えているンですよねぇ…

植物の季節センサーって何なんだろう…

平均気温? 最高気温? 最低気温? 日内気温差? 日照時間? 陽光の角度? 

そんな季節変化を捉える植物の予知機能を備えた”季節変化センサー”の高感度さにはいつもながら感心させられます。

 

庭では、季節の微妙な変化にばっちりと合わせて、この季節ならではの花々が次々と咲き始めています。

 

9月に咲く庭の花々をランダムに幾つか取り上げてみます。

 

◉ カクトラノオ

白花種もあります。

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アスター「ミステリーレディ」

紫花種もあります。

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◉ スピードリオン 「リップチャーム」

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◉ スプレー菊 「セザンヌ

この株だけ季節を先取り…? お盆頃から咲き始めています。

他の菊同様に、秋のど真ん中の頃に咲くハズだったのだけど…

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サルスベリ

鉢植えです。

一才サルスベリなので、いつまでもミニサイズのままです。

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ミソハギ

お盆前からずぅ~っと咲き続けています。

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ムラサキシキブ

こちらは実ですが…

そろそろ紫色に色付いてきました。

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ヤブラン

斑入り葉種です。

鉢植えだから…か、置き場所の環境ゆえ…か、地植え株よりも遅れて開花しました。

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◉ キキョウ

咲き終わって切り戻しての二番花が時期をずらせて咲き続けています。

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シュウメイギク

白花種もありますが、この赤花種が咲き始めました。

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◉ その他

古来から秋の花といえば… 萩!

でも我が家にはハギはなし。 でもフジバカマは植えています。

だけどフジバカマはまだ咲いていません。

この花が好き…というのではなく、この花を好み、フジバカマに群がるアサギリマダラという美しい蝶々の飛来を期待して植えています。

でも…まだ姿を見かけたコトがないンです、ザンネンながら…

 

その他にも、数カ月も咲き続けている花…、名残の夏の花…等々もいろいろありますが、季節感に乏しいので、ここでは割愛しました。